【大紀元日本4月23日】中国では1.9億人の飲用水に基準値を上回る有害物質が含まれており、都市部住民の約3分の1は、基準値以上の有害物質が含まれる空気に囲まれて生活している。21日に北京で開かれた中国環境マクロ戦略をめぐる会議で、このような報告が発表された。
同報告によると、中国東部の各都市における大気中のSMP(浮遊粒子状物質)の平均濃度は先進国の4~5倍に達している。また、長江デルタ・珠江デルタの多くの都市ではスモッグ気象が頻発しており、光化学大気汚染が懸念されるという。
飲用水に関して、1.9億人が有害な水を飲んでいるほか、農村部の約3億人の飲用水に安全上問題があるという。
報告では、中国の環境状況は悪化の一途をたどっており、今後さらに難題化すると指摘している。
(翻訳編集・張凛音)