18万平米強制取り壊し 憤慨した所有者が放火=雲南省

2011/04/20
更新: 2011/04/20

【大紀元日本4月20日】雲南省昆明市当局は13日、山奥に建てられた148棟、延べ18万平方メートルの作業所などを強制的に取り壊した。取り壊し作業中に、敷地内のプラスチック製造所の所有者が立ち退きに抗議して放火し大火事になったという。

雲南ネットによると、レンガを積み上げたこれらの建物は山奥に建てられており、外からは発見されにくい。当局は所有者に対して6日までに退去するよう通知したが、行き場のない多くの住民はそのまま居残ったという。建物の多くは養殖業、家具製造、段ボールやレンガ製造の作業所だった。

取り壊しの当日、当局が派遣した300人あまりの「執法隊」が一斉に作業を始めた。午後2時過ぎに敷地内から火が燃え上がり、消防車7台が駆けつけ、午後4時頃ようやく消し止められた。

「執法隊」の話によると、火は取り壊しに抗議したプラスチック製造所の所有者が所内にある可燃物に点火して燃え広がった。放火の容疑者として、この所有者は警察に連行された。

(翻訳編集・余靜)