【大紀元日本6月17日】欧州最大の国際防衛見本市が、今月14日から18日までパリ北方のヴィルバントで開かれた。中国の北方公司と保利科技有限公司など軍事企業6社が初めて出展した。
6社は中国製の部隊輸送装甲車、機関銃とその軍事設備を展示した。
イギリスの軍事専門雑誌『ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー』(Jane’s Defence Weekly)の編集長は、中国は国際防衛市場に進出を試みているとし、「中国の技術は進化している。これまで模倣してきたロシアのシステムをすでに超えている」とコメントした。
1989年の「天安門事件」以降、欧州連合(EU)は中国に対して武器禁輸の措置を取っているが、中国が見本市に参加することは同措置に反していないと、フランスのエルヴェ・モラン国防相が考えを示している。
欧州最大の防衛技術の見本市は、防衛・安全保障関係の装備に焦点を当て、2年に1度パリ郊外で非公開の形で開かれる。展示品は戦車から手錠まで様々である。
各国が相次ぎ国防予算を削減する中、今年は前回より10%増の1311社が出展し、130数カ国の軍事企業、政府購買団と軍の幹部が展示会を訪れた。
(翻訳編集・高遠)
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