【大紀元日本6月7日】6月4日、広東省広州市では、数百人が市政府前に集まり抗議を行う事件があった。抗議者は、土地強制立退きに反対する村民や、給料支払い要求の工場従業員がメインだったが、同日は89年6月に起きた天安門民主事件の記念日でもあるため、抗議者らの中には、その日を記念する人たちもいた。
「天安門事件記念のために私は市政府へ行ったが、到着した11時には、そこにすでにたくさんの人がおり、さらに増え続けた」と広州市民の唐さんが話す。唐さんによると、抗議者は主に、強制土地徴用に反対する数百人の広州市蕭崗村の村民と、給料の不払いに抗議する工場の従業員たち。抗議者らは、「政府は騙し屋、政府は土匪」、「村の役人を罷免し、人民の中から選出せよ」などのスローガンが書かれた横断幅やバナーを挙げていた。
その日は天安門事件記念日のため、現場には多くの警察や私服警官が配備され、一部は村民の中に紛れていたという。間もなく十数名の工場従業員が労働局の関連職員に連れて行かれた。道路の両側に静かに座っている農民たちは、政府の対応もなく、午後5時頃解散した。
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(翻訳編集・坂本)
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