「太陽が食べられた」 皆既日食に泣き出す人々

2009/07/25
更新: 2009/07/25

【大紀元日本7月25日】今月22日、日本では46年ぶりとなる皆既日食が観測された。今世紀最長の日食は約6分30秒続いた。一方、日食は古来、災いなど不吉な兆しとも考えられてきた。

バングラデシュ北部のポンテョゴル(Panchagarh)は人口3万人の町。皆既日食を観測するために全国から約十万人が押し寄せた。月が太陽を完全に遮ったとき、一部の人が恐怖のあまり泣き出したという。

この地区の行政長官バナマリ氏によると、泣き出した人たちは皆既日食現象を、太陽が月に食べられてしまったと恐れていた。太陽が再び現れたとき、満場の拍手が沸き起こったという。

バナマリ氏によると、多くのイスラム教信者は、皆既日食という天文現象について、貧困な自国に天災をもたらすと信じているため、皆既日食のときに祈祷を行っていたという。

同国の天文協会によると、今回の皆既日食は、バングラデシュで約4分間続いたという。

(翻訳編集・叶子)