【大紀元日本6月2日】来日中の李登輝前台湾総統は1日午前、東京・六本木の国際文化会館で第1回「後藤新平賞」を受賞した。「後藤新平賞」は、奥州市出身で台湾総督府の民政長官や東京市長などを務めた後藤新平の生誕150周年にあわせて新たに設けられた。授賞式では、「後藤新平の会」の粕谷一希代表幹事から盾と記念品の時計が贈られ、李氏は「一生の栄誉」と感謝を述べた。
李氏は「後藤新平と私」を題する講演を行い、1898年3月から1906年9月まで8年7ヶ月を台湾民政長官として台湾の近代化に尽力した後藤新平の業績をたたえ、自身と後藤新平は精神の空間で結ばれていると述べた。
授賞式後の記者会見では、日台関係の将来について、李氏は「日本と台湾は生命共同体だ」と強調した。
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