中国華北地域:濃霧で交通麻痺

2007/02/22
更新: 2007/02/22

【大紀元日本2月22日】2月21日、中国華北地域はが発生し、北京国際空港における525便の発着が大幅に遅れた。当日は30便以上がキャンセルされ、約1万5千人の乗客が空港に閉じ込められたという。一方、北京と天津間の高速道路等も濃霧のため、道路閉鎖された。悪天候による交通機関麻痺は、今年初めて。

中新ネットによると、北京市は21日午前3時頃から霧が発生し始め、空港内では、視界が100メートルに満たなかったため、飛行機の発着に大幅な遅れが発生したという。北京国際空港の作業員の情報によると、当日は525便の発着があり、その内、出発が359便で、到着が166便だったという。

視界が極めて低い北京国際空港(Getty Images)

報道によると、発着の遅延が発生してから、空港の各安全保障チーム全員が現場に集合し、さらに職員を200人緊急招集して、空港内の旅客、衛生、治安などの対応および空港の外の交通整理を行ったという

空港内の待ち疲れた乗客(Getty Images)

濃霧のため、搭乗できずに空港に足止めされた1・5万人乗客(大紀元資料室)

一方、21日早朝より北京市、上海市、江西省、浙江省等地域において霧発生の注意報が発表され、遼寧省では濃霧の発生警報が出された。その内、遼寧省の一部地域および北京市東側の一部地域において視界が100メートルに満たない濃い霧が発生し、多数地域の高速道路は閉鎖された。

天津も濃霧が発生

中国中央気象庁は、21日夜に強い冷たい気流が中国北部に対して影響を及ぼすほかに、東北・華北等地域における濃霧は、徐々に晴れていくが、黄河・淮河より南の広い地域において、濃霧は続くと発表したという。