安倍晋三首相は、22日に閉幕した6カ国協議で具体的な進展が見られなかったことに関し、「北朝鮮は国際社会の要求に応えないと、(食糧不足など)北朝鮮が抱えている問題は解決できない」とし、今後は北朝鮮に対し、国際社会がますます圧力を強めていくことになるとの見方を示した。
今後については「できるだけ早期再開を目指すべく外交努力する。対話で解決しなければならない」と述べた。また、「北朝鮮に具体的な行動とってもらうためにも、国際社会が結束して国連決議を履行することが大切だ」と指摘した。さらに拉致問題についても「対話と圧力の姿勢で解決を目指す」とした。
インタファクス通信がロシア代表団に近い筋の話として伝えたところによると、北朝鮮核問題をめぐり当地で1週間にわたって開かれていた6カ国協議は5日目の22日、合意を得られないまま終了した。同通信は、協議が「具体的な成果なく」終了したと報じた。
[東京 22日 ロイター]
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