米次期国防長官=中共の台湾攻撃に、米国は軍事準備を備えるべき

2006/12/04
更新: 2006/12/04

【大紀元日本12月4日】米ブッシュ大統領が11月上旬に任命した次期国防長官ロバート・ゲイツ氏(63)はこのほど、「中国共産党が台湾を攻撃すれば、米国は軍事反撃する準備をすべき」との見解を示した。

ブッシュ大統領はラムズフェルド国防長官(74)を更迭し、ゲイツ氏を次期国防長官と任命した。ゲイツ氏はこのほど「中国共産党は平和的に台湾統一を望んでいるように見えるが、その反面、軍備強化を継続し、台湾と戦争する状況に備えている」と発言した。

ゲイツ氏が米国上院軍事委員会に提出した書面で「中国が台湾に武力または強硬手段を駆使するのに対抗するために、我々は能力を維持しなくてはならない。と同時に、台湾の自衛能力の維持に協力すべき」と書き記した。下院軍事委員会は、ゲイツ氏の正式任命について、公聴会を開く予定。

ゲイツ氏は、中国共産党はアジアのリーダー役を目指しながら、軍事圧力を駆使できるように、地域における政治と経済影響力を強化し続けていると指摘し、「台湾海峡での軍事衝突に備えて、台湾を迅速に制圧と同時に、外部による有効な関与と恫喝に抵抗するために、中国共産党の短期目標は十分な戦闘能力を構築することである」と強調した。

中央情報局CIAの第13代長官を務めたゲイツ氏はCIAや、ホワイトハウス、テキサス州A&M Universityの学長を歴任した30年の間に、歯に衣着せぬ発言で知られている。次期国務長官の指名を受けた後、ゲイツ氏は、「我々は世界規模でテロリズムと戦う。我が国の安全と防衛システムが打撃を受けているからだ。一連の衝突は世界の未来に影響を与えるだろう」と表明した。

米国の政府関係者は、「上院がブッシュ大統領のこの人事任命を予定通りに可決すれば、ゲイツ氏は今年末までに国防長官に就任する見通し」と示した。

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