【大紀元日本9月22日】中国東北部の遼寧省丹東市にある同興鎮の小学校で、9月の新学期に入ってから、計50数人の教員らは離婚ラッシュに駆け込み、離婚手続きで忙しいため、多くの小学校が頻繁に休校になっている。リストラから免れるため、教員らが相次ぎ離婚申し込みを出したという。
中国政府系メディアの報道によると、同市振安区の教育委員会は8月に小中学校の教師のリストラ計画を発表した。この計画によると、振安区にある小学校教師1065人のうち、98人が退職を迫られる。このリストラ配分でいくと、同興鎮小学校の教員81人のうち約10人がリストラ対象となるため、生活に苦しむ教師達に不安が広がった。
ところが、配偶者と離婚もしくは死別して、養育すべき子供がいる場合はリストラの対象から外されるとの除外規定があった。リストラから免れるため、教員らは相次ぎ離婚手続きを始め、2週間のうちにすでに半数以上が離婚した。
ある30代の女性教員は、メディアの取材に涙を流しながら応じた。「昨日、やっと離婚証書を手に入れました。離婚する先生らの中では遅いほうです。みんなが離婚手続きしましたので、離婚しないとリストラ対象になる可能性が高いでしょう。仕方がない」という。最初は、離婚という方法を取りたくなかったが、女性教員の夫は仕事がないため、一家の生計を立てるために離婚せざるを得なかったという。
ある若い女性教員によると、教員81人の中、自分のような独身、または子どものいない教師は10数人がいる。これらの教員らは、現在リストラされる対象になる可能性が最も高いので、不安が高まっているという。
離婚ラッシュで学校の授業運営に支障を来していることから、当局は、現在各学校に監督チームを派遣、離婚した教師に結婚に戻るように説得している。また、9月1点xun_ネ後離婚した人は、リストラ対象外に入らないと新たな規定を出したという。
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