【大紀元日本9月18日】米国議会の共和党議員マーク・ケネディ(Mark Kennedy)氏は14日、下院の国際関係委員会のヘンリー・ハイド(Henry Hyde)会長や、国際関係委員会人権問題小委員会のクリス・スミス(Chris Smith)会長、およびバージニア州下院議員のランディ.フォーブス(Randy Forbes)氏と連名で、中国共産党(中共)の胡錦涛総書記に書簡を出し、中国国内の人権派弁護士・高智晟氏や、全盲の人権活動家・陳光誠氏に対する弾圧を中止するよう求めた。
連名書簡の中では、法輪功に対する迫害を中共高層や国際社会など公開書簡で訴える活動で有名な中国の人権派弁護士高智晟氏や、「当局が強制中絶など不当な人口抑制を行っている」と告発した全盲の人権活動家・陳光誠氏のケースに言及、不正逮捕や判決された彼らに対する迫害を中止するよう要求した。「中国の法治を是認するために働いている数人の著名な中国人弁護士の逮捕、拘留、および判決について、深刻な懸念を抱いている」と述べ、「このような深刻な事件を通して、中国が法治国家になると宣言したことに深刻な疑問を感じている」「したがって、我々は、国際人権条約及び中国の法律と憲法を守ることを承認した中国政府に具体的な行動を取り世界に示しすよう求める。真の法治国家であれば、国民は法律により自分の権利を守り、官僚の腐敗に反対する権利があるはずだ」と記している。
ケネディ議員は今年4月、米下院に、「人権派弁護士・高智晟氏に対する迫害の停止や、同氏の法律事務所の業務の再開を促し、その他の人権擁護を推進する弁護士らへの迫害を中止する」議案を提出した。同議案は米下院に全投票で採択された。
また、今年5月に、下院は804議案を採択し、中共政権がバチカンに承認していないカトリック主教を指名したことを非難し、中国の宗教組織の精神リーダーに対する干渉を控えるよう求めた。同議案は、ケネディ議員ら連名で起草された。
この連名書簡について、AP通信の記者は中国大使館の幹部の見解を求めたが、回答が得られなかったという。
ケネディ議員はAP通信の電話取材の中で、自らの行動について、宗教自由の信念を持っているからだと説明。カトリック教信者の同議員は、「昨年中国を訪問した際、中共政権の幹部に宗教の自由の問題を強調した」と語った。
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