【大紀元日本9月1日】ロイター通信によると、安倍晋三官房長官は1日午前の定例会見で、自民党総裁選への出馬について「この1年間、果たして総理・総裁たる資格があるか自問自答してきた。いよいよ志も定まったということで、本日、広島で決意表明したい」と述べた。政策の中身については、その場で明らかにしたいとして、会見では触れなかった。
関係筋によると、政権構想では、自民党の立党目的である自主憲法の制定を訴えるほか、「小泉政権の構造改革を推進した経済財政諮問会議で示した官邸主導を、教育と外交面で展開、「国家安全保障会議」(仮称)と「教育推進会議」(仮称)などを検討している。特に、教育再生に重点を置き、公共心の養成や伝統の尊重などを盛り込んだ教育基本法改正案の早期成立を目指し、早ければ秋の臨時国会成立をねらっているという。
自民党総裁選は安倍氏、麻生太郎外相、谷垣禎一財務相の主要3候補が出そろい、8日の総裁選告示を境に論戦が本格化するが、党内の大勢は人気が高い安倍氏への支持を打ち出しており、安倍氏の勝利は揺るぎないものになっている。