米ベスト・バイ、中国での事業拡大検討するも買収計画はない=CEO

2006/08/29
更新: 2006/08/29

米家電小売り大手ベスト・バイは29日、中国での急速な事業拡大に向けて準備を進めていることを明らかにしたが、中国企業の買収を視野に入れているとの報道は否定した。

同社の国際部門ベスト・バイ・インターナショナルのウィレット最高経営責任者(CEO)によると、同社は今年末までに中国で第1号店をオープンする計画。

同CEOは会見で「中国は今後20年で世界最大の経済大国になる。中国に進出しないことは根本的な間違いだ」と述べた。

同社は3月に上海への出店計画を明らかにしたが、現在も中国市場について注意深く研究中で、第1号店の開店は急いでいないという。

同社は5月、中国の家電小売り4位の江蘇ファイブ・スター・アプライアンスの過半数株式を1億8000万ドルで取得した。ただ同CEOは、同社がBeijing Dazhong Electrical AppliancesやSanlian Commerce Co. Ltd.の株式取得を協議中、との地元紙の報道は否定した。

[ロイター29日=上海]