マレーシアのクアラルンプールで27日、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)参加国による非公式夕食会で、各国外相らによる恒例の「隠し芸」大会が行われた。
日本の麻生外相はハンフリー・ボガートを意識したトレンチコートに帽子で登場。ニュージーランドのピーターズ外相と中国の李肇星・外相は歌、韓国の潘基文・外交通商相は緑のスパンコールのジャケット姿を披露し、カナダのマッケイ外相はジダン選手の頭突きシーンを盛り込んだ寸劇を行った。
しかし夕食会の注目をさらったのは、紛争中の中東地域を訪ねたばかりで真剣なムードのライス米国務長官による厳かなピアノ演奏。真っ赤なドレスに真珠を身につけた同長官は、マレーシア人によるバイオリンとの二重奏で、「平和への祈り」と題したブラームスのソナタを演奏。大学でピアノを勉強していたという見事な腕前を披露した。[クアラルンプール 27日 ロイター]
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