レバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラは16日、イスラエル北部沿岸にあるハイファをロケット弾で攻撃、それにより少なくとも8人が死亡、20人が負傷した。ヒズボラのミサイル攻撃としては過去10年以上で最大の被害を出した。
イスラエル第3の都市であるハイファと周辺部には20発余りのロケット弾が着弾。警察や救急隊によれば、そのうち1発が列車の発着場を直撃し、死傷者の大部分を出した。
ヒズボラは攻撃を認め、イスラエルがレバノンのインフラを攻撃し民間人を殺害した報復攻撃として「数十発」の長距離ロケット弾を発射したと表明した。
イスラエルのオルメルト首相は、今回の攻撃は両国間関係に「遠大な影響」を与えることになると警告した。[ハイファ(イスラエル) 16日 ロイター]