【大紀元日本7月12日】人権団体・対華援助協会(本部・米国)によると、中国最大の家庭教会、方城教会の指導者・張栄亮氏は偽造旅券で米国と豪州に渡ろうとした疑いで逮捕され、中共当局から7年半の禁固刑を言い渡されたという。
BBCの報道では、張氏はこれまで計7回中共公安当局に逮捕されており、合計の監禁期間は12年に達しているという。
張氏の方城教会は信者1千万人を超え、2004年12月1日に、同氏は河南省鄭州市の自宅で強制連行されたという。当時大勢の警官が同じ村の村民の自宅を一斉に強制捜査した。
張氏は1997年、「家庭教会の信仰告白」と題する公開状を発表、中共政権による宗教弾圧に抗議したため、同年8月に逮捕された。
方城教会は長年、中共政権が制御する「三自愛国協会」への加入を堅く拒否し続けてきた。
対華援助協会は、「張氏は国内外において、国内で最も主要かつ影響力のある家庭教会の指導者の1人と公認されている」と説明、過去にはタイムズ誌や、「新聞週刊」など国際メディアの取材を受けていたという。
対華援助協会の統計によると、中共政権はこの一年間で、2千人近くのキリスト教信者を逮捕し、その中には大勢の家庭教会の牧師が含まれている。また、迫害状況が最も深刻なのは、張氏が在住する河南省であるという。
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