パレスチナ解放闘士、ガザ空爆で死亡

2006/06/10
更新: 2006/06/10

【大紀元日本6月10日】ガザ地区パレスチナ高官が8日、イスラエル空軍によるラファ空爆により死亡した。死亡したアブ・ジャマル・サマハダナ司令官は、人民抵抗委員会を組織し、イスラエル側に定期的にロケット攻撃を仕掛けていた。BBCが伝えた。

パレスチナ与党ハマスの内相であるサマハダナ司令官は、訓練キャンプに滞在中に強襲され、他の4人とともに死亡、7人が重軽傷を負った。同司令官は、ガザ地区の指名手配と目され、2003年米軍襲撃の実行犯として容疑が掛けられていた。

イスラエル空軍は8日深夜(現地時間午後9時頃)、エジプトとの国境ファタハを空爆、爆発音4回の後、サマハダナ司令官の死亡が確認された。病院関係者によると、サマハダナ司令官の遺体はひどく損傷していたものの、デスマスクは確認できたという。

サマハダナ司令官はハマスとの関係が深く、内相に就任したが、野党ファタハには反対され、一連の人事はアッバスPLO議長に譴責されていた。同司令官の収容された病院には、武装民兵数百人が詰め掛け口々に「イスラエルへの報復」を叫んでいるという。