【大紀元日本6月9日】イラクのノウリ・マリキ首相は8日、反政府組織アルカイダのリーダー、アブ・ムサビ・ザルカウィ容疑者が死亡したと公表、「ザルカウィに引導を渡した」と述べ拍手を受けた。BBCが伝えた。
ヨルダン出身の同容疑者は、アルカイダ指導者としてイラクでスンニ派騒乱の指揮を執っていたとみられるが、バクバ近郊の空爆で死亡したという。イラクに潜伏中のアルカイダは、シーア派と駐留米軍に対する自爆テロで犠牲者多数を出し譴責されている。
イラク駐留米軍司令官のジョージ・ケーシー大将によると、同容疑者の死亡は遺体の指紋とデスマスク等により確認できたという。同容疑者はまた、外国人就労者の拉致誘拐でも告発され、未確認のインターネット・ビデオでは、人質一人の頭を切り落としていた。
マリキ首相によると、イラク国民からの情報提供が今回追跡の成果につながったという。同容疑者には25万ドルの懸賞金が掛けられていた。同首相は、「共同作戦の成果はイラク国民のおかげ」と述べ、暴力ではなく政治的な対話で協調するよう国民に呼び掛けた。
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