衆議院補欠選挙、小泉自民党敗退

2006/04/25
更新: 2006/04/25

【大紀元日本4月25日】衆議院千葉7区選出の自民党・松本和巳衆議院議員の公職選挙法違反による辞任に伴う衆院補欠選挙が23日行われ、民主党推薦候補が当選し、小泉首相率いる自民党が敗退。5年間に亘る小泉政権の終焉を9月に控え、与野党ともこの度の補欠選挙を小泉氏去就に対する民意を問う選挙と位置づけていた。

選挙では民主党推薦候補・太田和美氏(26)が8万7,046票を獲得、自民党推薦候補・斉藤健氏(46)の8万6,091票に辛勝した。

自民党の敗退は、磐石に見えた小泉首相の政治影響力が低下、反対に民主党の勝利は、4月初旬に小沢氏が代表に就任してからの巻き返しの手始めとなった。

小沢党首は記者会見で、今回の勝利で党として自信を回復、政権交代を果たし、民意に適った政府を樹立したいと述べた。今回の選挙では、自民、民主、公明、共産の各党首を始め、「小泉チルドレン」等、議員多数が応援演説に参加したことなどから注目が集まり、投票率は50%近くに達した。