米通商代表部:米国産牛輸入全面解禁、韓国に求める

2006/04/14
更新: 2006/04/14

【大紀元日本4月14日】米国での狂牛病発生を受けて、韓国が現在米国製牛肉輸入を制限しているため、米通商代表部(USTR)は韓国に対し、6月の自由通商交渉前に米国製牛肉産品の全面解禁を求めた。

報道によると、米通商代表部ロバート・ポートマン代表が現地時間の12日、「経済情報諮問委員会(informa economics)」の主催する政策会議上、自由通商協定は全面的な交渉で、いかなる農産品も例外でないと強調した。

ポートマン代表は、「韓国との自由通商協定では米も交渉内容に入るか?」の質問に、米も交渉内容に入るが、先方は例外として要求してくるだろう、しかし、米国の対外政策には例外はないと回答、交渉前に韓国が米国産牛肉の輸入制限問題を早期に解決することを希望した。

2003年12月に米国で狂牛病が発生以来、韓国は米国産牛肉の輸入を停止しており、今年1月、韓米両国は生後30ヶ月以下の牛に限り輸入することで合意。しかしながら、米国は韓国の輸入制限計画に不満を持ち、全面解禁を求めていた。