【大紀元日本4月15日】外務省はこのほど内閣に提出した2006年度外交青書で「日本は引き続き中共の軍事費増大と戦力の近代化に注目していく。そのうちのある部分については極めて不透明」と指摘した。
麻生外相は、今年度の青書を内閣に提出報告、「中共には、なお一層の情報開示を求める」と述べた。青書の中では、中国の軍事費が連続18年で二桁成長していることを特別に憂慮している。
これまで日本政府の高官が類似した発言を繰り返してきたが、外務省の外交青書が北京当局に対し軍事情報の開示を提言したのは今回が始めて。青書ではこの他、日中の懸案事項として歴史認識や東シナ海のガス田などの問題にも言及、大局的な視野に立って対処していくべきとしている。