【大紀元日本3月18日】3月11日夕方、広東省順徳三洲村の失地農民約一万人が、政府による大量の土地収用の後に、合理的な補償を得られなかったため、区政府の当地オフィスビルに集結して抗議し、公安が拘留している村代表の盧建国の釈放を求めるとともに、当局に対し、村民との対話と、土地徴用をめぐる汚職の問題について公開で村の帳簿を調査し、土地補償の問題を合理的に解決するよう呼びかけた。
ある村民(匿名)によると、三洲村には、約1万人余りの村民がおり、十数年来、村の約2/3の耕地、合計5000ムー余りが政府に収用された。しかし、村民が受けた補償は非常に少なく、上級政府に対して投訴を多数行ったが、反応はなかったという。
「村の幹部及び官員が村民の土地の補償金を横領していることなどの問題について、上級政府が人を派遣して、村の勘定を調べて村民にきちんと説明することを希望する。我々村民は、多数に渡って北京、省政府、当地政府に直訴したが、成果はなく、そればかりか、直訴した村民は殴打されている」と当村民は、記者に対して語った。
別の村民は、当日の夜の模様を次のように語っている:「一万人もの(我々)農民が現地に向かい、彼らと交渉して我々の代表を釈放するよう求めた:やってきた警察は多くなく、負傷した村民はいなかった。プロセスには平静と緊張の局面があり、彼らが盧建国を釈放すると、村民は解散した;村全体の村民に土地を売りたい者はいない。また、あれだけ多くのお金がどこに行ったのかについて、村民は誰も分からない。」
記者が政府の当地オフィスに電話したところ、「わかりません。わかりません。代表は皆不在です」との回答であった。
記者が、村代表の盧建国に電話をしたが、電話の電源が切られていた。後に、村民から、「村代表の電話は監視されている」と知らせがあった。
村民は、政府が彼らに対してどのような行動をとるか分からない。しかし、メディアが村の状況に注目することを望んでいるという。現在の彼らの訴えは、政府が公開で村の帳簿を調査し、土地補償の問題を合理的に解決することである。