イスラエルへ移民する北米ユダヤ系急増

2006/01/06
更新: 2006/01/06

【大紀元日本1月6日】ユダヤ系の人々が各国からイスラエル移民する記録的ラッシュを作った2005年では、特に北米ユダヤ系の移民が急増した。VOAが伝えた。

昨年、約2万3000人のユダヤ人が各国からイスラエルへ移民し、2000年にパレスチナが暴動を起こして以来、初めての移民ラッシュである。イスラエルはユダヤ系が主要人口を占める国家にするため、長期にわたり、海外にいるユダヤ人をユーターンさせることを最も重要な任務として来た。イスラエルでは、アラビア人は総人口の1/5を占めており、出生率も高いとされている。

1990年代、数十万人のユダヤ系の人々は旧ソ連からイスラエルへ移民した。しかし、生活豊かなヨーロッパおよび北米にいるユダヤ系の人々は、衝突および恐怖に満ちている国への移民を拒んだ。

2005年にユダヤ系3052人が北米からイスラエルへ移民したことは、記録的な出来事だった。ボストンからのアイリス氏は、イスラエルに移民できたとは自分も祖父母、両親も想像つかなかったとし、自分達がイスラエルの人々に歓迎されていることを非常に喜んでいると述べた。

北米より移民してきたユダヤ系の人々に対して手助けをする組織「ハート・ツー・ハード」のアオベルマン副会長は、移民した人々の勇気、そして、北米にいる親戚・友人に、自分達のイスラエルでの安定な生活ぶりを伝えてくれたことを賞賛した。

イスラエルとパレスチナは、武装対抗を暫時的に停止し、経済状況が改善されたことから、一部ユダヤ系米国人がイスラエルへ移民することを促したという。