【大紀元日本12月29日】2003年に中共当局の新型肺炎(SARS)の情報隠蔽を暴露した軍医・蒋彦永氏が、米国の親族訪問を禁じられていたとロイター通信が報道した。
今年7月、蒋彦永氏の妻が米国在住の娘を訪問した際、蒋彦永氏も同行する予定だったが、中共当局は出国を禁じた。同通信の報道によると、74歳になった蒋彦永氏は軍隊から退役したいと申し出たが、当局に断られた。軍籍にある状態では監視、制御を受けやすいのだという。
蒋彦永氏は中共当局による疫病状況の隠蔽事実を暴露した以外にも、去年、中共指導部に上書して「六四天安門事件」の名誉回復を求めたことによって軍部に拘禁され、7週間後に釈放されたが、現在も行動を制限されているという。