ギリシャでも鳥インフルエンザ感染例

2005/10/18
更新: 2005/10/18

【大紀元日本10月18日】アジアで60人の死者をだした致命的なH5N1が先週ルーマニアで確認されたが、ギリシャでも17日、鳥インフルエンザの最初の感染例が発見され、欧州での拡散に各国は警戒を強めている。

ギリシャ農業部の発表によると、13日にエーゲ海沿岸から採取した9つのサンプルを検査した結果、サンプルの一つに鳥インフルエンザウイルスのH5が検出された。現在H5N1の確定の検査が進行中だが、結果が出るまで更に一週間かかるという。

欧州委員会は、火曜日に出る結果がH5を確定するものとして、キオス地区から鳥と鳥の関連製品の輸出を禁止する計画を示した。

また、クロアチアでのムクドリ4羽の死亡が発見された後、当委員会は、テストの即実行を要求した。

科学者は、H5N1が人間の風邪のウイルスから遺伝子を取り入れることで、致死性ウイルスに変異する可能性を懸念している。1918年に全世界に広がり、数ヶ月間で約5千万人の死者がでた「スペイン風邪」のウイルスと類似しているという。