【大紀元日本8月12日】中国衛生部は10日、国内7月の疫病状況を発表した。発表した報告から、7月に発生した皮膚炭疽菌の感染状況は、これまで公表されたものよりはるかに深刻であることがわかった。
中国衛生部は5日、瀋陽市に12例の疑似感染があると発表したのち、事実上の制圧宣言を行った。しかし、聨合ニュースネットの報道によると、衛生部が10日、7月に中国西南部の貴州省、北部の寧夏回族自治区、遼寧省と吉林省で、合わせて114例の皮膚炭疽菌の感染が確認され、うち3人の感染者が死亡したと公表した。全ての感染者は病死した牛や馬と接触したことがある。中国では毎年炭疽菌に感染する人がいるという。
衛生部は報告の中でさらに、7月に炭疽菌のほか、ペストへの感染8例、うち3人が死亡、コレラへの感染67例、うち1人が死亡、B型脳炎への感染1690例、うち57人が死亡、などの感染についても触れているが、感染地域については言及していない。
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