北京発着の数百便に欠航や遅れ 中国北部、濃霧で交通網が乱れる

2011/12/06
更新: 2011/12/06

【大紀元日本12月6日】中国北部の一部地域でここ数日、非常に濃いが立ち込め、その影響で空の便の欠航や高速道路の渋滞が発生している。北京空港を発着する航空便のうち、5日午後4時の時点で219便が欠航し、118便が1時間以上遅延している。国内メディア各社が報じた。

北京市内の道路も濃霧により大渋滞が発生し、交通事故が多く発生した。4日では、一部の地域で視界が300メート以下となり、5日になっても改善されていないという。

濃霧は北京周辺の都市や河北省中南部の広い地域に及んだ。北京―上海、北京―ハルピン間の高速道路は一部の区間で通行止めとなり、河北省に近い遼寧省葫蘆島市にある高速道路の出口付近では、最長80キロの渋滞が起きた。

新疆ウイグル自治区の北西部にある博州地区でも、濃霧により視界が50メートルを下回った。この地区では11月に入ってから濃霧が繰り返し発生し、今回は13回目だという。

気象当局によると、この濃霧は7日まで中国各地を覆う見通しで、さらなる交通の乱れが見込まれる。

(翻訳編集・張凛音)
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