中国金融規制当局は11月2日、香港と上海の株式市場で新規株式公開(IPO)を控えているアリババグループ傘下の金融会社、アント・グループの上級幹部と、同社の経営権を実質的に保有する馬雲氏を呼び出し、監督管理上の指導を行ったことがわかった。これを受けて、同社の両市場の上場は延期された。
2020/11/04
中国共産党は10月2日、王岐山国家副主席の元側近で、党中央弁公庁調査研究室5組の董宏・前組長(66)を「重大な法律と党規違反」の疑いで調査していると発表した。同氏は、王岐山氏が党中央規律検査委員会のトップを務め、反腐敗キャンペーンを主導していた当時、党中央巡視組の責任者として、各地の党や政府機関を巡視し監査した。
2020/10/05
中国の王岐山国家副主席は「抗日戦争勝利記念日」の3日、北京で行われた「戦勝75周年」の式典に出席した。3ヶ月間、公の場に姿を見せなかった王氏は、友人の任志強のために「身を引いている」との噂もされており、今回が3か月ぶりの公の場への出席となる。
9月3日午前、習近平、李克強、李璋、王陽、王胡寧、趙磊、韓正ら中共最高指導部の7人全員と王岐山国家副主席らが「戦勝75周年」の式典に出席した。王氏の出席に、外界の注目が集まった。公的記録によると、王氏が最後に公の場に現れたのは、5月末の両会の時が最
2020/09/07
中国の王岐山・国家副主席は1日、北京で訪中したメキシコのエブラルド外相と会談した際、自身は習近平国家主席のために「礼儀的な外交」だけを担っていると述べた。専門家らは、現在中国最高指導部において王岐山氏はかつてのような大きな実権を握っておらず、冷遇されているとの見方を示した。
2019/07/04
中国の王岐山・中国副国家主席はこのほど、外交問題を管轄する中国共産党中央外事工作委員会(外事委)の委員に就任したことが明らかになった。昨年の共産党大会で最高指導部を退いた後、初めての党内役職に就いた。
2018/05/16
中国の第3期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)第1回会議は20日閉幕した。開催期間が16日間にわたる異例の長さとなった今回の全人代会議では、国家主席・副主席の任期撤廃をめぐる改憲案が通過し、国家副主席や最高行政機関である国務院総理・副総理などの主要人事が決定された。
2018/03/21
昨年10月の中国共産党大会以降、最高指導部から退任し、一般党員となった習近平国家主席の腹心である王岐山・前中央規律検査委員会書記に関して、このほど政界に帰還する動きが出た。同氏は1月29日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の代表に指名された。専門家は今後、王氏が引き続き党内要職に就くとの見通しが濃厚だと分析した。海外メディアは、要職に就任後、王氏は米中関係の改善に力を入れるだろうと予測している。
2018/02/02
憲法改正などを議論した中国共産党の第19期中央委員会第2回全体会議(2中全会)が2日間の日程を終え、19日に閉幕した。香港メディアによると、同会議では、中国指導部は王岐山・前党中央規律検査委員会書記が新たな要職に就くことが確定された。海外中国語各メディアが相次いで転載したが、報道した香港メディアは現在同記事を削除した。
2018/01/22
10月の党大会閉幕後、2期目を発足させた中国の習近平政権は、汚職・腐敗取り締まりの強化を続けている。この約2カ月の間、すでに3人の省レベル(閣僚級)高官が失脚した。また、1人の軍高官が汚職容疑の調査中に自殺した。
2017/12/14
中国共産党中央規律検査委員会の前トップの王岐山氏はこのほど、党最高指導部の会議に出席した。王氏は、10月下旬に閉幕した党大会で政界の最前線から退き、一般の党員となった。専門家は、王氏が同会議に出席したことが今後引き続き党内で絶大な影響力を発揮していくのを意味する、と指摘した。
2017/12/05
10月下旬の第19回党大会で昇進された中国共産党規律検査委員会(中規委)のトツプ、趙楽際・書記は就任早々、指導部メンバーを取り締まったほか、反腐敗の戦いをさらに深化させ圧倒的勝利を勝ち取るなどと発言した。前任の王岐山氏よりさらに辣腕だと一部の中国問題専門家はみている。
2017/11/13
汚職摘発に尽力してきた王岐山氏が執筆した文章には、利益集団が「党と国の権力を奪取する」ことを防がなければならないと述べられた。これまで、一部党幹部による政権転覆の計画があったと政府高官の発言の端々に出ていたが、政府の公式発表はない。
2017/11/07
中国共産党大会が閉会した翌25日、「最高指導部」となる7人の常務委員が登壇した。進退をめぐってメディアの焦点となった王岐山氏の姿はなく、新人の顔ぶれが目立った。15億人もの「人民」を統治する指導部人事には、各派閥の利害関係が反映する。胡錦濤氏や江沢民氏に近い人物も選ばれたため、習近平氏は党内融合を優先したと言える。
2017/10/31
中国共産党中央規律検査委員会前書記の王岐山氏は来年春開催予定の「両会」(全国人民代表大会と全国人民政治協商会議)で国家副主席に就任する可能性が浮上した。習近平国家主席の盟友である王氏は、24日に閉幕した党大会で最高指導部からの退任が決まったばかりだ。党大会後の王氏の待遇問題について注目されている。
2017/10/31
「今回の党大会では、王岐山氏は仕方なく『以退為進』(前進するためにひとまず後退すること)しただろう」。このように話したのは米ニューヨーク在住の中国政治評論家で、80年代後半中国の民主化運動に関わった陳破空氏だ。
2017/10/28
18日に開催された中国共産党第19会全国代表大会は24日に閉幕した。閉幕式で党規約改正案が採択され、習近平2期目政権を構成する中央委員、中央委員候補、中央規律検査委員会委員が選出された。
2017/10/24
中国共産党第18回全国代表大会(18大)以来、習近平氏は軍事、政治、教育、経済など各分野で江沢民政策を覆してきた。そのため、江派の利益集団からの反発も空前絶後のものとされる。19大まで過去5年間も繰り広げられた習、江両陣営の熾烈な戦いは、江派勢力の敗退で決着がついたとも読み取れる。
2017/10/19
中国共産党指導部人事の大幅な入れ替えを予定している党の第19回全国代表大会(19大)は、10月18日に開催する。習近平国家主席は8月31日、党中央政治局会議を開催した後に発表した。
2017/10/17
18日に開かれる中国共産党第19回全国代表大会(19大)で、党規律検査委員会(中規委)トップの王岐山書記(69)の去就が注目されている。台湾や香港メディアなどは、王氏がいったん最高指導部から退け、新設される国務院と同格の国家反腐敗機関のトップに栄転する可能性を報じている。
2017/10/12
中国習近平国家主席が主導する反腐敗運動の立役者、現政治局常務委員で中央紀律委員会書記(中紀委)の王岐山氏が10月18日開催の中国共産党第19回全国代表大会(19大)で、次期最高指導部に留任する可能性が大きいとみられる。中国政府系メディアは3日から8日まで、王氏の動きについて3回も報道した。
2017/09/12
習政権の反腐敗キャンペーンの辣腕を発揮する中国共産党中紀委書記の王岐山。マスコミの露出がぱったりと止んだこの40日間で、次なる「大トラ(江派の腐敗官僚)」を仕留めたことが明らかになった。失脚したのは前甘粛省委書記の王三運と重慶市委書記の孫政才。今回の件で、王岐山がマスコミ報道から消えた後には必ず「大トラ」を仕留めて帰ってくるとの見方に対する信ぴょう性が、ますます高まっている。
2017/07/24
今年4月から、共産党中央政治局常務委員・王岐山(序列7位中6位)のメディアへの露出が減っている。習近平国家主席の片腕とされる王岐山が露出を控えていることに対し、それは王自身の意図なのか、「大トラ(大物腐敗官僚)」の失脚の前兆なのか、それとも秋に開催される19大と何らかの関連性があるのではないかといった、さまざまな見方が錯綜している。
2017/06/20
中国共産党中央紀律検査委員会(中紀委)は、このほど江沢民の側近中の側近と言われる曽慶紅・元国家副主席と弟の曽慶淮・元文化部特別巡視員に対して、一族の汚職や腐敗の実態問題で事情聴取を行った。香港誌「争鳴」4月号が伝えた。
2017/04/05
李克強氏は、習近平氏と違い、「太子党」でもなく、「官二代」でもなく、輝かしい家庭背景がない。政界に入ってからも、その親族とともに利益集団を形成したことはない。さらに、李克強氏と習近平氏の間では根本的な利益衝突がなく、李氏には習氏を脅かすような政治的な要因を見当たらない。両氏の間で「権力闘争を行っている」との報道は、基本的な政治の常識に合わないだけではなく、明らかに何かを企んでいるとさえ見て取れる。
2017/03/24
中国の銀行や金融機関を監督する機関の銀行業監督管理委員会(銀監会)はこのほど、前山東省省長の郭樹清氏が同会の新主席に就任すると発表した。郭氏が就任した初日に、中国が直面する金融リスクは銀行業と関係があると発言し、今後、銀行業の監督管理を強化していく姿勢を示した。
2017/02/28
香港メディアはこのほど、習政権が中国共産党指導層組織の構造と人事編制の抜本的な構造改革に着手したことを報じた。今回の構造改革では、「総書記」という党最高指導者の名称を「主席」に変更するとともに、新たに副主席のポストを設け、国務院総理と人民代表大会委員長を自動的に副主席に就任させるという新たな政治構造を構築しようとしている。
2017/01/04
このほど閉幕した「6中全会」で中国共産党史上4人目の「党中央の核心」に大躍進した習近平・総書記について、今後強硬な政治運営を行うではないかと国際社会から懸念の声があがっているなか、大紀元コラムニストは「政治的野心というよりも、現状ではそうせざるをえない」という安堵の見方を示し、内外が注目する今後の指導部人事を分析した。
2016/11/10