一帯一路の融資約3兆円相当が再交渉中 新興国の債務危機が中国に降りかかる可能性

中国の広域経済圏構想「一帯一路」のインフラ計画のために融資を受けた12カ国は現在、中国と債務契約の再交渉をしている。これらの国が結んだ計18件の契約は総額280億ドル(約2兆8855億円)に及ぶ。専門家は、中国が再交渉できなければ、新興国市場の債務危機が集まる中心地になりかねないと考えている。
2020/12/17

コンゴの中国人従業員、保護動物センザンコウを殺して食べる 撮影動画がTikTokに一時流通

アフリカに駐在する中国人従業員による野生動物の奪取が問題になっている。最近、コンゴ駐在の中国国営企業の従業員による5匹のセンザンコウ(英名パンゴリン)を捕獲する映像が、動画共有サービス、ティックトック(TikTok)に出回った。動画は検閲対象となり、まもなく削除された。
2020/10/20

<中共ウイルス>中国、ワクチンをアフリカ諸国へ優先的に提供 市民から批判の声

中国国営中央テレビは6月19日、中国国内で開発が進められている中共ウイルス(新型コロナウイルス)のワクチンについて、「3種類のワクチンが、3段階の臨床試験のうちの第2段階を終えた」と報道した。しかし、最初に同ワクチンを使用できるのは中国国民ではないことが明らかになった。
2020/06/22

中国国有企業、アフリカで40カ国の政府庁舎を建設  米財団報告書「スパイ活動のため」

米国のヘリテージ財団(Heritage Foundation)が5月20日に発表した報告書によると、中国政府はアフリカの少なくとも40カ国で186棟の政府庁舎を建設または改装した。これらの建物をスパイ活動に利用する可能性が極めて高いと報告書で指摘した。
2020/05/25

一帯一路関係国、中国の融資が重し コロナ禍でさらに財政苦

中共ウイルス(新型コロナウイルス)の世界的な大流行による経済危機は、途上国の債務負担を懸念する声が高まっている。米ワシントン拠点の大手グローバル開発研究機関は、中国の商業融資がこれらの国の債務リスクを高めていると指摘した。
2020/05/12

広州で露骨なアフリカ人差別 中国関係に亀裂も

中国当局は湖北省武漢市で感染が拡大した中共ウイルス(新型コロナウイルス)に対応するため、外国人の入国・国境管理を強化している。 最近、広州当局がアフリカ系住民に対して人種差別的な対応をしていたとして、アフリカ諸国政府などが問題視している。
2020/04/20

中国一帯一路、参加国指導者の出身地を優遇 米シンクタンクが分析

中国共産党の広域経済圏構想「一帯一路」が2013年に発表されてから7年目になる。多くのインフラ計画の実態が明らかになると、研究者たちは、中国共産党体制に有利な開発と支援、そして、地政学的に戦略的なプロジェクトの選択をしていることは明らかだと指摘している。
2020/01/27

アフリカで進む中国企業の森林伐採 電子機器と木材の「物々交換」も

アフリカでは、中国から資金提供を受けた森林伐採計画が、環境専門家たちの懸念を募らせている。中国投資に依存する財政の脆弱な国は、違法な木材の取引に目をつむっている。
2020/01/23

ケニア、中国製装甲車に乗車中の5人死亡 安全性に疑問

最近、ソマリアのテロリストによる攻撃で、ケニアの警備員5人が死亡した。犠牲者は、中国から購入した装甲兵士輸送車に乗車していたが死亡事故に至ったため、戦闘地における中国車両の適正が疑問視されている。
2019/10/04

中国投資と資源搾取、「アフリカの将来を考えていない」市民組織が懸念

アフリカの有志組織は、中国投資家による開発プロジェクトは「地元に利益をもたらさない」と不満を表明している。アフリカ諸国の間には、北京がアフリカ経済のさまざまな部門をコントロールしているのではないかという懸念がますます高まっている。
2019/09/12

ウガンダ専門家、中国による債務トラップに警鐘「すでに危険な水準」

アフリカのウガンダ共和国議会の委員会は、中国からの借入を縮小するよう政府に求めた。議員たちは、東アフリカ諸国にかかる対中債務の過大な負担を懸念している。
2019/09/05

南アフリカで飼育放棄されたライオン108頭、その真相は!?

広大な大自然と無数の野生動物、南アフリカはアフリカ有数の観光大国です。特に百獣の王ライオンは観光のハイライト。ライオンと写真を撮ったりハンティングをして毛皮を持ち帰ったりなど、数多くの観光客を惹きつけています。しかしそんな観光客のお金目当てに、違法なライオン飼育が横行しているのも悲しい事実。
2019/09/05

密猟者に立ち向かう元海兵隊員

密猟はアフリカで深刻な問題に発展しています。貴重な野生動物の命が失われることに加え、その利益が犯罪組織の資金源になっているのが現状です。 ライアン・テートという海兵隊員はこの悲惨な現状を目の当たりにし、密漁に対して行動を起こす必要性を感じました。
2019/09/02

中国人科学者、カナダ旅客機でエボラ出血熱の生きたウイルスを輸送

カナダ国国立微生物生物研究所の中国出身の科学者2人は3月末、北京にエボラ出血熱など複数の生きたウイルスを送付していた。知的財産の窃盗の疑いが持たれており、カナダ警察が捜査している。CBCが8月2日に報じた。
2019/08/08

命の恩人の死を悼む 象の群れによる葬列が心を打つ

象の群れが密猟者から逃れるため、南アフリカ共和国の国立公園から避難したのは、1990年初頭のことです。それは、「チュラチュラ・プライベートゲーム・アンド・サファリロッジ」の創設者、ローレンス・アンソニーによる救済でした。動物保護活動家として有名だったローレンスは、土地の種族や軍関係者など幅広い人々との協働でも広く知られていました。
2019/07/16

ジンバブエ地方議員、中国との関係を疑問視「資源の取り戻しが必要」

アフリカのジンバブエ地方議員は、中国の企業が法律を遵守せず、現地の人々を虐待していると、大紀元の取材に述べた。
2019/07/11

ケニア審判所、中国支援の石炭火力発電所計画を保留

ケニアの国家環境審判所は6月25日、インド洋沿岸の同国南部に予定されていた、中国支援の石炭火力発電プロジェクトを保留させる裁決を下した。
2019/07/05

タンザニア大統領、一帯一路1兆円港湾計画を停止「狂った人にしか受け入れられない条件」

東アフリカの国タンザニアは、国の財政状況を理由に、中国共産党主導の1兆円規模の港湾建設計画を中止した。インド洋に面したバガモヨに建設するこの大型新港は、一帯一路計画の一環だった。
2019/06/29

中国漢方の材料目当て ケニア最大湖でナイルパーチ乱獲

初夏。日が高く上がった、ケニアのビクトリア湖畔のドゥンガ・ビーチ。漁獲量を計測する仕事をしているベルナルド・オルオチさんは、一夜漁から帰ってきた漁師から、魚を買い付けたばかりだ。この魚河岸で卸をしているベルナルドさんに、1.2メートルはある、よく太ったナイルバーチを掲げて、見せてもらった。
2019/06/18

中国当局、一帯一路「借金漬け外交」払拭に躍起

中国共産党政府は第2回一帯一路フォーラムを開催した。37カ国の地域の首脳が出席している。中国の習主席は26日の演説で、「国際ルールに則る」と強調した。このたびのフォーラムでは、中小規模国に融資を過剰に負わせて、中国共産党の影響力拡大を図る「債務トラップ外交」の懸念払拭に、躍起になっている。
2019/04/26

日本からアフリカへ金融専門家を派遣 一帯一路「借金漬け」を把握=報道

日本外務省の関係筋によれば、債務超過に陥っているアフリカ諸国に対して、金融専門家を派遣する方向を固めた。アフリカでは、中国政府主導の広範囲経済政策・一帯一路プロジェクトの「債務トラップ」で財政が脆弱になり、中国共産党の政治的影響力が拡大している。日本は、これに反発する現地社会から支持を得ることを狙う。
2019/04/16

中国融資ケニア鉄道、契約内容が暴露「主権を理由に返済免除する権利はない」

ケニア最大日刊紙は最近、主に中国融資で建設されている標準軌鉄道(SGR)の借入に関する契約内容の一部を暴露した。そこには、借り手であるケニアが「主権を理由に免除する権利はない」と記されていた。
2019/01/17 佐渡道世

浜辺に大量の魚の死骸、赤く変色する河 西アフリカの小国 中国企業の廃水で公害

西アフリカに位置する自然豊かな国ガンビアは、4年前に建てられた中国企業の魚加工工場による汚染物質排出で公害が確認されている。汚染物質のために浜辺には大量の死んだ魚が打ち上げられ、河川は赤く変色した。人が泳げば皮膚にかゆみをもたらすという。
2018/12/04

中国共産党、海外メディア記者を10カ月トレーニング 参加者「報道の質に影響」

中国政府は2年前から、海外メディアの記者を招待して10カ月間滞在させ報道のトレーニングを行い、海外における中国関連報道の世論を形成しようとしている。
2018/11/27

ケニア議員、外国人資本制限法を提案「中国の侵攻防ぎたい」

ケニアの与党議員は、中国企業が国内企業に影響を与えるのを防ぐために、公共事業の契約について外国資本の制限するよう提案した。
2018/11/09 佐渡道世

「ケニア人はサルだ」、発言の中国人を国外退去処分 

アフリカ諸国で中国当局による経済援助の拡大とともに、現地人に対する人種差別が横行している。
2018/10/17

「反中記事が数時間で削除」アフリカでメディアの自己検閲進む=米コラムニスト

米ニューヨーク市に活動拠点を置くジャーナリストのアザッド・エッサ(AZAD ESSA)氏は9月中旬、米誌フォーリン・ポリシーへの寄稿で、自身の体験に基づき、アフリカで報道機関の自己検閲が進んでいると指摘した。近年中国当局のアフリカへの投資拡大によって、アフリカ各国のメディアにおける当局の影響力が高まったことが主因だという。
2018/10/15

ケニア警察、中国籍5人を逮捕 軍用品で違法な警備会社を計画か

アフリカのケニア警察当局は10月5日、国の安全保障に深刻な脅威を与える可能性があるとして、中国人民解放軍の軍服など軍用品を所持していた5人の中国籍の男女を逮捕した。警察によると、5人は軍用品を使い違法な警備会社を経営しようとしていた。
2018/10/13

アフリカ最貧国シエラレオネ新政権 中国融資での新空港建設を拒否

アフリカの途上国シエラレオネ政府は10月10日、国の経済規模を超え、中国から4億ドルの融資を受け建設する予定だった、空港プロジェクトを破棄したと発表した。
2018/10/11

ケニアと中国、労働者たちの冷たい関係 ケニア鉄道開通1年

中国のアフリカ投資が著しい。ケニアの多くの公共施設は機能不全で、老朽化したものが多い中、近年開通した中国資本の鉄道SGRの駅は、際立っている。巨額投資に両国間の蜜月関係がうかがえる一方で、労働者の間では積極的な交流はなされていない模様だ。
2018/10/10