少女2人が行方不明になった。そして消えたのは少女だけではなかった。家族がネットに公開した捜索情報だけでなく、大手メディアによる関連報道まで次々と消えたのである。
中国・広西チワン族自治区で7月11日、14歳と17歳の少女2人が友人宅を出た後、行方不明になった。家族はSNSで写真を公開し、情報提供を呼びかけた。
中国の大手メディア「紅星新聞」は、少女たちの足取りや家族の話を詳しく報じた。しかし、その後この記事は閲覧できなくなり、家族がSNSに投稿した捜索情報も相次いで削除された。削除の理由について当局から説明はない。
報道によると、2人は友人宅を出た後、防犯カメラに歩く姿が映っていたものの、その先の行方は分かっていない。警察は捜索を続けているが、有力な手掛かりは公表されておらず、家族は情報提供を呼びかけ続けている。
中国では近年、子供や若者の失踪事件がたびたび社会問題となっている。一方で、事件に関する情報や報道を突然ネット上から削除するケースも繰り返されている。
中国は世界有数の監視カメラ大国で、AIによる顔認識システムも広く導入している。それにもかかわらず、失踪事件では足取りが突然途絶えるケースが後を絶たない。今回もSNSでは「監視カメラが至る所にあるのになぜ見つからないのか」「なぜ事件の記事まで削除するのか」と疑問や不信感が広がった。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。