中国 約1年ぶりに安否を報告した直後、再び安否が分からない状態に

「習近平は独裁者ですか?」と聞いた15歳少年 再び消息不明に=中国

2026/06/24
更新: 2026/06/24

河北省の15歳の少年、張琪沅(ちょう・きえん)さんが再び安否不明となり、海外で懸念の声が広がっている。

張さんは昨年、ライブ配信を視聴中、配信者に対して「習近平は独裁者だと思いますか?」と質問したことをきっかけに警察から呼び出され、その後、行方が分からなくなったことで注目を集めた。

当時、張さんは「もし私が自殺したことになっても信じないでほしい」「妥協しない」といったメッセージも残していた。

そして今月17日、約1年ぶりに海外で動画が公開され、張さん本人が無事を報告した。動画の中で張さんは、この1年間、精神病院や特殊教育施設に収容されていたことや、警察官から木の棒で脅されたことなどを明かした。

しかし動画公開後、張さんとは再び連絡が取れなくなり、現在どこにいて、どのような状況にあるのか分かっていない。

約1年ぶりとなる張さんの安否報告動画を公開した、中国出身で米国在住の民主活動家・界立建氏は、多くの人が関心を持ち続けることが本人の安全につながるとして、引き続き注視するよう呼びかけている。

「習近平は独裁者だと思いますか?」。15歳の少年が投げかけたのは、たった一つの質問だった。

抱いた疑問を率直に口にしただけだった。国家機密を漏らしたわけでも、暴力行為に及んだわけでもない。それなのに、自由も日常も奪われ、約1年にわたって社会から切り離された。そして、ようやく無事を報告した直後、再び安否が分からなくなっている。

反政府組織の指導者でもなく、著名な活動家でもない。一人の少年の言葉をここまで恐れる国家の姿に、多くの人が「中国はいったいどうなっているのか」と衝撃を受けている。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!