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ソフトバンクグループ 米半導体企業アンペア・コンピューティングを9700億円で買収

2025/03/20
更新: 2025/03/20

2025年3月20日、ソフトバンクグループ(SBG)は、米国の半導体設計企業であるアンペア・コンピューティング(以後アンペア)を65億ドル(約9700億円)で買収すると発表した。  

アンペアは、2018年にシリコンバレーで設立され、当初はクラウドネイティブ・コンピューティングに注力していたが、その後、AIコンピューティング分野へと事業を拡大した。

アンペアの技術は、Oracle、Microsoft、Googleなどの大手クラウドプロバイダーに採用されGoogleは同社のAmpereOneプロセッサを採用している。

日本でも楽天と連携しており、アンペアの提供するCPUを活用した実証実験では、データセンターの電力消費を36%削減できるなど電力効率の高さが評価されている。

SBGの孫正義会長兼社長は、「AIの未来には前例のないコンピューティングパワーが必要であり、アンペアの専門知識がこのビジョンの実現を加速させる」と述べた。また、アンペアの創業者兼最高経営責任者(CEO)であるレニー・ジェームズ氏は、「SBGの一員となり、同グループのテクノロジー企業群と協力できることを楽しみにしている」とコメントした。  

規制当局の承認を含む通常の完了条件に従い、2025年後半に完了する見込みでアンペアの本社は引き続きカリフォルニア州サンタクララに置かれる。