9月16日、75年ぶりに最強の台風が上海に上陸し、強風と豪雨をもたらした。その結果、航空便がキャンセルされ、数十万人が避難し、少なくとも3万世帯が停電した。
16日の朝、台風13号が上海の浦東に上陸した。上陸時、台風の中心付近の最大風速は14級以上で、1949年の台風第5号(グロリア)以来、上海を襲った最も強力な台風となった。
動画では様々な声があがっている。
「怖かった。34階に住んでいるけれど、建物全体が揺れていた」
上海市内では、高層ビルのエアコン室外機が風に揺れ、窓枠が吹き飛ばされて下に落ちた。
「なんてこった、1時間半でこんなに(雨が)降った。電動自転車が全部水に浸かっている」
「台風が上海を横断することはめったにない。今回は台風の中心、最も強い風力帯が直接上海の中心部を襲ったため、被害は確かに大きい」
台風13号が上海に上陸した後、北西方向に進み続け、江蘇省、浙江省、安徽省の多くの地域に影響を与え、一部の地域では大雨が降った。杭州湾、長江口、舟山群島近海では、突風が12から13級(風速 32.7~41.4メートル毎秒)に達した。
江蘇省無錫市(むしゃくし)や常州市では、非常に強力な台風13号が多くのビルの屋根に設置されていた太陽光熱温水器の水槽を吹き飛ばした。
「見て! 太陽光(温水器のタンク)が上から転がり落ちて、私たちのサンルームに転がり込んできて、サンルームはめちゃくちゃになった。さっきまでここに温水器があったのは、太陽光(温水器のタンク)が落ちてきたからだ」
同時に、強い降雨により無錫市内の多くの場所で水が溜まり、道路は浸水し、車道が河川のようになり、地下駐車場も深刻な浸水被害を受けている。
電力網が損傷したため、昆山市では2人が屋外で感電死した。
台風による強い降雨のため、杭州市、南京、蘇州市など長江デルタ地域の多くの住民は、家屋の漏水がひどいと報告している。
「外は大雨で、屋内は小雨だよ」
「ああ、この水は大変だ」
また、ネットユーザーが録画した動画には、強風と暴雨の影響で、家の壁が上から下までひび割れている様子が映し出されている。
ネットユーザーのコメントには、どの家も豆腐のように見えると書かれている。
さらに、別のネットユーザーは、台風が来る前に、上海の空が暗いピンク色になっていたので、とても不気味だったとコメントしている。
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