トランプ氏、2024年大統領選を「不正で敗れたら国のために戦う」

2024/05/03
更新: 2024/05/03

トランプ前大統領は1日、11月に行われる2024年大統領選挙で勝利できなかった場合の対応について明らかにした。

トランプ氏は「大統領選に当選できなかった場合どうするか」とのミルウォーキー・ジャーナル・センチネル紙からの問いに対し、「すべてが公正であれば、私は喜んで結果を受け入れる。そのことに変わりはない。そうでないなら国の権利のために戦わなければならない」と述べた。

インタビューの後半では、2020年の選挙で実際にウィスコンシン州を制したことを示唆した。「もし、過去にさかのぼって、判明したすべてのことを調べれば、私がウィスコンシン州の選挙に勝ったことがわかる。他の場所でも私が選挙に勝ったことを示している」と発言した。

トランプ氏は大統領選での勝利に自信を示しており、米タイム紙では「勝利するだろう」と自信を示した。敗退した場合は「選挙の公正さ次第だ。彼らが前回のようなことをするとは思わない。逃げ切れるとは思えない。(選挙が公正なら)我々は記録的な勝利を収めるだろう」と語った。

トランプ氏は1日、ウィスコンシン州ミルウォーキーで集会を開いた。しかし、この間でも「口止め料」裁判のため、平日1日おきにニューヨークの法廷に座ることを余儀なくされている。先月、フアン・メルシャン裁判官はトランプ氏に、毎日裁判に出席しなければ逮捕される可能性があると告げた。

これに対して、トランプ氏は集会で「敵が私の自由を奪おうとしていることを決して忘れてはならない。私は決して彼らにあなたの自由を奪わせない。彼らは私を黙らせようとしている。なぜなら、私は決して彼らがあなたたちを黙らせようとすることを許さないからだ」と述べた。

トランプ氏は同日ミシガン州のイベントにも参加し、支持者たちに選挙の数字を「不正操作できないほど 」大きくするためには大勝利が必要だと語った。

世論調査

いっぽう、ロイターの報道では、イプソスの世論調査によると、バイデン大統領は全米でトランプ氏を1%リードしている。この2日間の世論調査では、登録有権者の約40%が「今日選挙が行われたらバイデン大統領に投票する」と答えたのに対し、トランプ前大統領を選んだ有権者は39%だった。4月前半に行われた同様の調査では、バイデン氏は4%リードしていた。

全国的な調査は大統領候補に対するアメリカ人の支持について重要なシグナルを与えるが、大統領選の勝敗を最終的に決める選挙人団のバランスを左右するのは、実際にはほんの一握りの競合州だけだ。

CBSニュースが最近発表した世論調査によると、トランプ氏とバイデン氏は、ミシガン州、ペンシルベニア州、ウィスコンシン州の重要な激戦州で拮抗している。

ニューヨークを拠点とするエポック タイムズの速報記者。
関連特集: 2024米大統領選