犠牲者の魂浮かばれる トランプ大統領 初署名は不法移民犯罪への法案

2025/01/31
更新: 2025/01/31

トランプ大統領は1月29日「レイケン・ライリー」法案に署名し、これが第2次トランプ政権下での最初の立法となった。この法案は、米国に不法滞在し、窃盗やその他の暴力犯罪で告発された外国人に対し、正式に有罪判決が下されていなくても、連邦当局者が拘留を実施することを義務付けている。

トランプ大統領は「レイケン・ライリー法案は、私が米国第47代大統領として誇りを持って署名する最初の法案だ」と述べた。

この法案は、ジョージア州の22歳の看護学生レイケン・ライリーにちなんで名付けられた。彼女は昨年2月、ジョギング中にベネズエラ出身の不法入国者に残酷に殺害された。

トランプ大統領は、「今日署名した法律に基づき、国土安全保障省は窃盗、住居侵入、万引き、警察官襲撃、殺人、または死亡や重傷を引き起こす犯罪で逮捕された不法移民全員を拘留することが求められる」と説明した。

さらに、この法律は初めて州政府に権限を与え、連邦政府職員が米国の移民法の執行を拒否した場合、州政府が訴訟を起こす権利を持つことになる。

当日、被害者の母親は感極まり、立法の成功に感謝の意を表した。

レイケン・ライリーの母、フィリップスさんは、「トランプ大統領の約束に感謝している。彼は国境を守ると言い、ライリーを決して忘れないと約束した。そして実際に忘れなかった。彼は有言実行する人だ」と述べた。

また、トランプ大統領は国防総省と国土安全保障省に対し、キューバにあるアメリカ軍のグアンタナモ基地に3万人収容可能な移民施設の準備を指示したと発表した。この施設は、アメリカ国民にとって最も脅威となる不法移民を拘留するために使用される。