[台北 5日 ロイター] – 台湾外交部の歐江安報道官は5日、フランスのアラン・リシャール元国防相率いる同国上院の台湾友好議員団が、6─10日に台湾を訪れると明らかにした。
リシャール氏は、1997─2002年にシラク大統領(当時)の政権で国防相を務め、2015年と18年に訪台している。
台湾を自国の一部とみなす中国は、国慶節初日に当たる1日から4日間にわたり、台湾の防空識別圏に約150機の戦闘機を派遣。外国要人の訪問には常に反発を示す。今回も中国との緊張が高まる中での訪台となる。
歐報道官は、議員団は中国の圧力にもかかわらず訪問するとして、「われわれはこの動きに強く感激し、称賛する」と述べた。
外交部はその後、議員団にはさらに3人の上院議員が加わり、蔡英文総統含む台湾の高官らと会談すると明らかにした。
パリの中国大使館は3月、フランスの議員が台湾高官と面会することについて警告。仏外務省は、同国の議員は望む相手と自由に面会できると一蹴した。
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