米空軍B-52戦略爆撃機が4月23日夜21時ごろ、台湾南部とフィリピン北部間のバシー海峡を飛行した。
台湾・聯合報によると、飛行したのは米軍戦略爆撃機HERO01とHERO02で、前日22日にグアム島を出発。南シナ海のバシー海峽を通過し、引き返した。同海峡は中国本土の広東海岸から南250キロのところに位置する。
米空軍機の動向についての内容を観察するツイッターユーザ@Aircraft Sportsも、米軍戦略爆撃機2機が台湾南のバシー海峡を通過し、引き返したとの航空機記録を掲載した。
最近、中国軍は台湾周辺海域で空母艦隊を航行させたり、爆撃機など軍用機を台湾周辺に飛行させるなどして、軍事活動を拡大している。台湾への圧力を強めているとみられる。聯合報は軍事専門家の話として、米軍は中国人民解放軍の戦闘機ルートや、大陸からの弾道ミサイルのルートを確認している可能性があると述べた。
中国で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の馬暁光報道官は25日、蔡英文政権に対し、台湾独立派が自由に活動を続ける場合は一段の措置を講じると警告した。
(編集・佐渡道世)
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