中国各地で実店舗の閉鎖が相次ぎ、消費意欲の低下が顕著。観光業も不振で、物価上昇と収入減少に苦しむ市民が増加。大都市では若者のホームレス化も目立ち、経済の低迷が社会問題化している
「飲食店経営者が夜逃げ」?中国杭州市の有名レストラン・チェーンが一夜にして全店閉鎖。
今年11月以降、中国各地の飲食業界の経営は例年以上に厳しい。閉店した空家テナントが並ぶ光景は、もはや常態化している。
高級ブランドショップの中国撤退ムードが強まっている。昨年、5店舗を閉鎖したルイ・ヴィトンは2月28日、新たに山西省太原店の看板を下ろした。汚職撲滅キャンペーンや経済成長の鈍化などの影響で中国国内のブランド品の消費が伸び悩むなか、同社は今年中に中国で展開中の全31店舗の2割を閉店する予定だと報じられた。
2016/03/01
世界的有名ブランドのルイ・ヴィトンの広州市第一号店が閉店となった。昨年7月の初閉店に続いて4店目となる。業界の関係筋では、反腐敗運動や国内消費の低迷といった影響を受け、さらに多くの高級ブランド店が閉店に追い込まれるという予測がでている。
2015/11/22