中国経済大不況 国民は生活の厳しさを嘆く

2024/10/14
更新: 2024/10/14

中国経済は依然として衰退しており、各業界は大不況に直面している。実店舗の閉店が相次ぎ、失業の影響で街頭のホームレスも増加している。

福建省厦門の女性ブロガーは、「こちらは、私たちの厦門の湖里万達金街だ。年初に撮影した動画ですでに50店舗が閉店していたが、今ではさらに40店舗が閉店した。この時期は本来、実店舗が最も賑わう時期なのに、この通りでは、つぎつぎと多くの店舗が閉まってゆく」と述べている。

厦門市民の李さんは、新唐人に対し、現在は経済状況が良くないため、人々の消費意欲が低下し、実店舗の閉店が続いていると語った。

李さんは、「以前、最も賑わっていた中山路や金山のあたりはほとんどが空店舗だ。店舗は一年で3人のオーナーが変わることもある、引き継いだ後、数か月営業しても客が来ず、経営を続けられずにまた人が変わるのだ」と指摘した。

李さんは、10月のゴールデン ウィーク期間中でも、商売は依然として冷え込んでいると述べた。

彼は、「私がここに来てからの20年以上のなかで、今年は最も静かな10月ゴールデン ウィークだ。観光関連の仕事をしている私にとって、例年は非常に繁盛している時期だが、今年は全く商売にならない。周りの友人や私の住んでいる地域の人々も、以前は旅行が好きだったのに、今は全く出かけなくなっている」と語った。

李さんはさらに、厦門では多くのタクシーが営業を停止しており、現在、一般の人々はコストを節約するためにバイクで移動することを選んでいると明かした。

広東省東莞の商店のオーナーである王さんは、「みんなの基本的な生活の消費でさえ、ほとんどなくなってしまった。私たちの商売は全く利益が出ず、毎日苦しんでいる。心は非常に悲しく、不安でいっぱいだ。この2年間、私は一着の服も買っていない。今では市場にほとんど人が来ない」と述べた。

動画には、閑散としているある都市の通りが映っており、露店を出している小売業者が精神的に崩壊し、足を踏み鳴らして泣き叫んでいる姿が見られる。

王さんは続けて、「現在、物価が上昇しており、野菜、ネギ、豚肉の価格が上がっている。毎朝目を覚ますと、まず家賃や光熱費の問題を考えなければならない。ただ、じっと耐えるしかない、耐えられなくなり故郷に帰ることは死を意味する。農作物を作って販売しても、投資を回収することはできない。今、道端には多くのホームレスがいる」と言った。

瀋陽の市民である趙さんは、「多くの大都市の駅や広場では、若者たちが路上で寝泊まりしているのをよく見かける。多くの人々は、すでに絶望的な状況にあり、生きる希望を失っている」と述べた。

動画には、北京、上海、広州、深センなどの一線都市で、多くの若者が橋の下や公園、駅に留まっている様子が映し出されている。