現役上将の約4割が軍紀委調査対象となり、軍事法廷への移送が進行。忠誠審査と権力集中が軍内部で加速し、制度的粛清へと展開している。
2025/10/31
10月20日、2年以上消息が途絶えていた中国共産党の前国務委員で元外交部長の秦剛がこのほど突然姿を現した。これは重大な変化の前触れを示しているとの分析が相次いでいる。
中国の何衛東・苗華ら9人の将官が重大な職務犯罪容疑で党籍・軍籍を剥奪。党中央が決定し、軍事検察が捜査・起訴手続きへ。
中国共産党党首習近平が最高権力を失い温家宝が臨時権力を握り、党内で習・蔡奇の辞任圧力が強まっているとの複数報道が波紋を呼んでいる。
祭りでもないのに夜空を彩った花火。その理由は、高官の失脚を市民が祝う皮肉な光景だった。
習近平は昨年春から権力を失い、軍や党内で孤立。側近の粛清が進み、実権を失った状態で名ばかりの存在となっている。
「報いは必ず」法輪功迫害に加担の元ハルビン市長が失脚
最近の報道によると、李瑞環と温家宝の登場が示す中国共産党内の権力変動は注目に値する。習近平の側近である鍾紹軍の異動や胡錦濤の公の場からの排除など、党内の緊張が高まっている。アメリカも中共の動向に注目し、バイデン大統領とブリンケン国務長官がどのように対応しているかが鍵を握る。
中国で国防相経験者2人の処分発表や重要会議の日程が発表された日、北京では突如、「雪」が降った。
中国共産党の汚職摘発などを担う中央規律検査委員会は、農業農村部党組書記兼部長の唐仁健氏(61)が「重大な規律・法律違反の疑い」により調査を受けていると発表した。習政権の3期目に入り、外相や国防相など現職閣僚が相次いで解任されたが、中央委員の失脚は初。
唐氏は昨年、中国共産党党首、習近平の特使としてミクロネシア連邦の大統領就任式に出席している。大紀元評論家の岳山氏は「習氏の人選ミスの可能性もあるが、皮肉な状況だ」と指摘する。
中国共産党中央規律検査委員会は19日同ウェブサイト上で、中国証券監督管理委員会(証監会)の前主席である劉士余氏について、「規律違反および違法行為」の疑いで、調査を受けていると発表した。また、劉氏は「自首した後、調査に協力をしている」とした。
2019/05/22
国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)中国人総裁の孟宏偉氏(64)が9月末に行方不明となったことで、妻のグレース・メン(Grace Meng)氏は7日、記者会見を開き、同事件について国際社会が関心を寄せるよう呼び掛けた。中国国内および海外にいる華僑の間で波紋を呼んだ。
2018/10/11
中国の最高人民検察院はこのほど、孫政才・前重慶市党委員会(党委)書記(54)をめぐる汚職事件の捜査を終結し、身柄を天津市人民検察院に移送すると明らかにした。天津市人民検察院第1分院は13日、孫氏を収賄罪で起訴した。
2018/02/15
中国当局は9日、中国共産党中央軍事委員会前委員の房峰輝・上将が「贈収賄罪の容疑」で、軍事検察機関に移送されたと発表した。房氏は、2012年以降、軍の指揮や作戦を管轄する統合参謀部参謀長を務めていた。昨年8月末に腐敗問題で当局に拘束された。
2018/01/10
中国の最高人民検察院は18日、無期懲役刑を服役中の元指導部高官の令計画の兄、令政策容疑者を収賄の罪で裁判所に起訴したと発表した。2015年8月に党籍をはく奪され、公職を解任されるまで同容疑者は山西省地方政府の高官を歴任した。
2016/10/24
中国共産党はこのほど、第18期中央委員会第6回全体会議(六中全会)を今月24~27日開くと発表した。習政権の反腐敗キャンペーンの強化方針を色濃く反映する「厳しく党内を統制する」などの会議テーマからみると、習氏は党最高指導部の人事を決める来秋開催の共産党第19回全国代表大会(19大)の前に、現最高指導部の高官らをけん制し、江派閥の人員が「19大」中央政治局に入るのを阻止する狙いがあるとみられる。
2016/10/06
中国共産党中央紀律検査委員会(中紀委)は10日、天津市共産党委員会(以下党委)代理書記で同市トップの黄興国氏が「重大な紀律違反がある」として調査していると発表した。当局は13日、失脚した黄氏の代わりに、湖北省党委書記の李鴻忠氏が天津市トップに就任させたとの人事を発表した。
2016/09/14
中国共産党中央紀律検査委員会(以下、中紀委)は19日、対台湾窓口機関である国務院台湾事務弁公室(以下、国台弁)の次長・龚清概氏が、重大な法律違反の疑いで調査を受けていることを発表した。中国側がこの件を公表したのは台湾総統選が終了した3日後。このタイミングについて台湾メディアは、中国寄りの国民党の不利になるこの情報を隠しておく必要がなくなったためとみている。
2016/01/25
中国共産党中央規律検査委員会(中規委)は10日、「重大な規律違反があった」として上海市艾宝俊・副市長(55)を取り調べると発表した。2012年末習近平体制発足後に失脚する上海市省クラス高官の1人目となる。最近、江沢民元国家主席の地盤である同市の政治情勢の変化が顕著になりつつある。兆候の一つには、江氏の側近とされる上海市のトップ、韓正・上海市委書記(61)は習近平体制の改革や汚職撲滅運動を支持する発言を繰り返し、習近平擁護の姿勢を明確にしていることだ。
2015/11/12
中国天津大爆発発生から7日目となる18日、中国共産党中央規律検査委員会(中規委)は、国家安全生産監督管理総局のトップ楊棟梁氏(61)を「重大な規律・法律違反で調査している」と発表した。現職の前に天津市副市長だった楊氏の失脚について、大紀元コラムニストは「爆発の責任追及だけではない、複雑の政治問題が絡んでおり、この謎深い爆発は同市の政界で地震を引き起こしている」と指摘した。
2015/08/31
【大紀元日本6月23日】海外の中国語メディアによると、元最高指導者・江沢民氏が軍に配置した側近で軍制服組トップの前中央軍事委員会副主席の郭伯雄氏(72)は4月に身柄を拘束され、いまは北京市秦城監獄に収
2015/06/23
【大紀元日本5月20日】香港政論誌「動向」最新号は中国最高指導部に近い関係筋の情報として、取り調べ中の中国共産党中央統一戦線部前トップの令計画氏に、左遷直前に大量の機密文書や業務日誌を処分した疑いが浮
2015/05/20
【大紀元日本3月18日】幹部の汚職・腐敗を取り締まる中国共産党中央規律検査委員会は17日、上海市政府の戴海波・副秘書長(53)が重大な規律違反と違法行為で取り調べを受けていると発表した。汚職容疑とみら
2015/03/18
【大紀元日本2月19日】国営新華社通信16日の報道によると、旧正月を迎えるにあたって、習近平中央軍事委員会主席は第一線を退いた軍の幹部らを見舞ったという。すでに失脚したと噂されている軍の元ナンバー2、
2015/02/19
【大紀元日本1月7日】中国のIT大手、北京大学が設立したグループ企業・北大方正集団有限公司(方正集団)は、幹部4人が当局から調査を受けていることを明らかにした。複数の中国メディアが、令計画・前政治協商
2015/01/07
【大紀元日本12月25日】人民政治協商会議副主席・党統一戦線部長の令計画氏(58)が、「重大な規律違反」の疑いで現在当局の取り調べを受けている。香港紙・信報財経新聞(信報)が23日、北京の情報筋の話と
2014/12/25
【大紀元日本12月23日】中国共産党は22日、胡錦濤前国家主席の元側近で、人民政治協商会議副主席・党統一戦線部長の令計画氏(58)について、「重大な規律違反」の疑いがあるとして調査を開始したと発表した
2014/12/23
【大紀元日本9月4日】習近平指導部の汚職撲滅運動の主将で、党員の腐敗を監督する共産党中央規律検査委員会のトップ王岐山・書記が先月25日の中央会議で、このほど失脚した最高指導部元メンバー周永康氏に続いて
2014/09/04
【大紀元日本6月30日】中国共産党中央規律検査委員会が27日、 広東省共産党委員会の常務委員、広州市共産党委員会のトップ万慶良について、「厳重な紀律・法律違反があった」としてその取り調べを発表した。複
2014/06/30
【大紀元日本6月17日】中国共産党中央紀律検査委員会(中紀委)は14日、国政助言機関の全国人民政治協商会議の蘇栄副主席(66)が「紀律、法律を厳重に違反した」として取り調べを受けていると発表した。詳し
2014/06/17