【大紀元日本6月23日】海外の中国語メディアによると、元最高指導者・江沢民氏が軍に配置した側近で軍制服組トップの前中央軍事委員会副主席の郭伯雄氏(72)は4月に身柄を拘束され、いまは北京市秦城監獄に収容されているという。
海外の中国語ニュースサイト「博訊網」によると、郭氏は4月10日に勾留され、近いうちに軍の検察院に身柄送致される予定。軍事機密との理由で公判は非公開になる。在任中の巨額収賄、兵器密売などの容疑が持たれており、最高指導部は近いうちにその失脚を公表する予定だという。
その失脚説は昨年から絶えなかった。香港メディアも4月、軍の内部情報として、最高指導部が4月9日郭氏への取り調べを決定したと報じた。
郭氏の息子で、浙江省軍区副政治委員の郭正鋼氏(45)は3月はじめ、「重大な規律違反や違法行為」の疑いでの取り調べが発表された。
新華社通信などの主要政府メディアは最近、郭氏の弟(地方政府の高官)の汚職問題を集中的に報道している。
郭氏と同じポストの故・徐才厚はともに元最高指導者・江沢民氏の側近であり、胡錦濤体制下で軍の主導権を事実上掌握し、当時の軍トップ胡氏をけん制していた。徐は昨年6月、党籍剥奪と司法機関送致の処分が発表され、今年3月15日ガンにより死去した。
(翻訳編集・叶子)
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