香港政府が進めた犯罪容疑者の中国本土への引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案の発端となった殺人事件の容疑者の男は、別の罪で服役中だったが、23日釈放された。同事件が起きた台湾の蔡英文政権は22日の記者会見で、男の身柄引き渡しを香港政府に求めたとし、香港に捜査関係者を派遣すると発表した。香港側が23日台湾政府の訴えを拒否した。
2019/10/24
この3年間、台湾と国交関係のある国が7つ減少した。吳釗燮外交部長(外相)は19日、台湾メディアの取材に応じ、台湾と断交した国のほとんどが「後悔している」と述べた。
2019/10/22
チェコ共和国首都プラハ市のズデニェク・フジブ(Zdeněk Hřib)市長は14日、「総統特使」としてチェコを訪ねた台湾外務省の徐斯倹・次官と会談した。双方は、先週プラハ市が中国北京市との姉妹友好都市関係を解消したことについて意見交換した。
2019/10/16
海洋のパワーバランスに関する討論会が10月6 日、横浜で開催された。米国、日本、インド、オーストラリアなど、自由で開かれたインド太平洋構想の価値を共有する国の外交官や軍事専門家は、インド太平洋地域の重要性の高まりと南シナ海の緊張の高まりについて議論した。
2019/10/09
台湾と断交して中国と国交を結んだ南太平洋の島国・ソロモン諸島のソガバレ首相は、中華系企業幹部を含む32人の官民の一団と北京を訪問している。野党代表らは、中国の影響力拡大を危惧している。
2019/10/09
チェコ共和国首都のプラハ市政府は7日、中国北京市との「姉妹都市」関係を解消すると決定した。同市のズデニェク・フジブ(Zdeněk Hřib)市長はこれまで、中国当局に対して、「姉妹都市協定」に記載された「一つの中国」内容を削除するよう求めてきた。中国側に拒否されたため、市政府が決断した。
2019/10/08
台湾内政部(内務省)の入国管理局は10月2日、法輪功を迫害した人物の入境を禁止にしていたことを、立法院(国会に相当)での質門の回答で明らかにした。
2019/10/07
「ママ、僕、来たよ!元気だった?」台湾・宜蘭県の8歳の男の子が、4年前に病気で亡くなった母親との約束を果たすために、生前の母親の写真を持ち苦労を乗り越えて台湾の最高峰・玉山の頂上に立った。それはひとえに「天国のママにもっと近づくため」。この物語は多くのネットユーザーの涙を誘った。
2019/10/06
2020年、台湾総統選が近づくにつれて、北京も選挙結果に影響を与えようとする圧力を強めている。米国防省インド・アジア太平洋担当ランド・スクリバー(Randall Schriver)補佐官は、米国の民主主義的なパートナーである台湾が、独自の地位を維持し選挙が行えるよう措置を講じるとした。
2019/10/03
米国上院多数党院内総務ミッチ・マコーネル議員は、中国建国70周年に合わせて声明を発表した。中国を支配する共産党は10数億人以上の中国の人々の悲劇の根源であり、さらに周辺国への脅威だと述べた。
2019/10/02
台湾高雄市にある国立中山大学のキャンパス内では9月27日、中国本土出身の男女2人が、香港の抗議デモを支持するメモを壁一面に張る「レノン・ウォール」を破壊したことで逮捕された。警察は翌日夜、謝罪文を提出した2人を釈放した。
2019/10/02
香港市民デモが3カ月以上続くなか、台湾では9月29日、各地で香港市民を支持することを表明するデモが開催された。民主活動家で歌手の何韻詩(Denis Ho)さんは、台北でメディアの囲み取材に応対中、何者かにより赤いペンキを掛けられた。香港の成功大学・梁文韜教授は、民主主義の台湾の中で、民主主義を破壊しようとする悪行だと批判した。
2019/09/30
ドイツ国民は今年5月、連邦議会に対する「民主国家の台湾と国交を結ぼう」と求める請願活動を発起した。南太平洋のソロモン諸島政府が台湾との外交関係を断絶すると発表したのを受けて、台湾ではドイツでの同署名活動への注目が集まった。9月18日時点で、1万人以上の市民が同請願書に署名した。
2019/09/20
南太平洋のソロモン諸島政府は16日、台湾との国交を断絶し、中国当局との外交関係を承認すると発表した。同国のメディアによると、この決断に多くの住民が反対し、17日マライタ島で抗議活動が起きた。
2019/09/19
南太平洋の島国・ソロモン諸島政府は、台湾と断交を発表した。米国の専門家は、ソロモン諸島が中国共産党政府と接近することで、太平洋における米同盟国の影響力が下がる可能性があると警告する。
2019/09/17
台湾各地のこだわりのデザイナーズホテルを厳選し、丁寧な取材に基づいて紹介する台湾で人気のウェブサイト『Dear b&b』が2019年9月6日より、同サイトの日本語版(および日本語での問い合わせ対応)をリリースします。
2019/09/13
台湾青年民主協会などの市民団体は、香港の抗議活動を支援するために、29日台北市で集会とデモ行進を実施すると発表した。
2019/09/11
衛武迷迷村は、台湾で一番大きな壁絵芸術の村であり、豊かな壁絵文化で有名になり、インターネット上では有名なチェックイン地点になりました。それに惹かれた国内外の旅行客が壁絵を楽しむだけではなく、都市のマーケティング効果もあり、古い建物に新たな活力を注いでいます。
2019/08/26
暑い夏には、宝石のように涼しげなケーキが大人気。台湾では多くのお店が「クリスタルケーキ」を売り出しています。名称も使っている材料も様々ですが、その人気は台湾だけではなく、海外にまで及んでいます。ネット上には「ここのを食べたら次はあそこのも、と食べたくなる」「飽きるまで食べても、またつい買ってしまう」という書き込みも。
2019/08/25
インド太平洋地域において米国の軍事的優位性は失われるなか、中国は軍事力の増強させてきた。専門家によると、中国は沖縄、台湾、南シナ海を含む中国の対米戦略ライン「第一列島線」のなかで、米国や同盟国が介入する前に数時間という短時間で目標を奪取し、勝利と主権を既成事実化する戦略があるという。
2019/08/21
香港では、容疑者の中国本土への移送を可能にする「逃亡犯条例」改正案の完全撤回を求める抗議活動が11週目に突入した。武力鎮圧をちらつかせている中国当局は19日、香港の抗議者に対して支援をすると表明した台湾政府を痛烈に批判した。台湾の蔡英文総統は前月、台湾政府に保護を求める香港市民に対して、個別に人道的な援助を提供すると表明した。
2019/08/20
米国のリンカーン大統領は、かつて「人民に事実を知らせることが、国家を安全にする」と語った。この言葉は、米国のニュージアム(報道博物館)に刻まれている。しかし、言論の自由および真実を報道することを抑制する中国共産党の専制政権は、中国本土のメディアを厳しくコントロールするだけでなく、更に言論抑制の黒い手を自由社会にも伸ばしている。
2019/08/16
台湾は8月6日、100年以上の歴史を持つ総督府に一晩無料宿泊体験のサービスを始めた。世界中の観光客に、台湾の民主主義、自由、開放性を体験してもらいたいと説明する。台湾中国文化協会と台湾通信省観光局が共催する。8月1日、中国共産党政府は全面的に台湾への個人旅行を禁止した。蔡英文総統は自ら先頭に立ち、観光誘致の奇策を発表した。
2019/08/15
中国とロシアが正式な軍事同盟を結び、アメリカとその同盟国に対抗する事はないだろうと考える専門家もいる。しかし、この二つの核保有国は現在、積極的にさらに深く広範囲な軍事協力を行っていて、二国合わせた能力はアメリカの安全保障をさらに脅かすものとなっている。
2019/08/13
台湾のネットメディアによると、台湾は、自主開発した中距離弾道ミサイル「雲峰」の量産を始めた。アナリストによると、飛行距離2000キロにおよぶこのミサイルは、中国本土から台湾への攻撃に使用されることが予想される軍事基地、港湾、施設を対象にできる。
2019/08/08
中国の文化旅行省は31日、中国北京、上海など47都市から台湾への個人旅行を許可する「自由行通行証」の発行を8月1日付で全面的に停止すると発表した。中国当局は来年1月の台湾総統選挙まで、蔡英文政権への圧力を一段と強めたとみられた。台湾学者は、背後に香港の「逃亡犯条例」改正案をめぐる抗議デモも影響していると指摘した。
2019/08/01
台北市で中国海康威視公司(ハイクビジョン)製の監視カメラが設置されている問題で、同市は監視カメラの撤去に乗り出した。
2019/07/23
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は17日、中国の台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室(以下、国台弁)が、台湾衛星放送局の「中天電視」と新聞紙「中国時報」の報道および編集に介入していると報じた。これを受けて、台湾では大きな波紋を呼んだ。国内メディアを管轄する政府機関、国家伝媒通訊委員会(NCC)は18日、同件に関して調査を行うと発表した。
2019/07/20
チェコ政府は8人の台湾籍容疑者に関し中国大陸への身柄引き渡し要求を拒否した。香港における「逃亡犯条例」改正案に対する反対デモを受けて、国際社会は被疑者の中国移送に慎重になっている。
2019/07/18
中国の崔天凱・駐米大使が12日、ツイッターで「台湾は中国の一部だ」と投稿したことに対して、台湾の外相や中国人ネットユーザー、米投資家らは相次いで抗議した。大使は8日初めて、中国当局のネット検閲対象であるツイッターで公式アカウントを開設した。
2019/07/17