風聲鶴唳(ふうせいかくれい)【ことわざ】

風聲鶴唳(ふうせいかくれい)の故事を学び、前秦の王・符堅が東晋との戦いで敗北し、恐怖に陥ったエピソードを通じて、意気消沈した者の心理を理解しましょう。

破鏡重円(はきょうじゅうえん)【ことわざ】

このことわざの由来となった物語は九世紀の中国で起きました。当時の中国は、北方で強大な勢力を持つ隋朝に対して、南方には小さな国がいくつかありました。建康(今の南京)を都とする陳国はその一つで、随朝は南方の国々の統一のために、陳を虎視眈々と狙っていました。

一敗塗地【ことわざ】

秦二世元年(209年)、秦朝の統治に抵抗するために、陳勝・呉広が大澤郷でむしろ旗を立ち上げ、他に多くの郡県の民も蜂起していました。沛県知事も蜂起しようと思い、沛県の山中に身を隠している劉邦(後の漢の高祖)を呼ぶつもりでしたが、後に考えを変えて、劉邦が町に入ることを阻みました。

一網打尽【ことわざ】

北宋の仁宗の時、宰相呂夷簡が、保守政策を実施して財政難をもたらしました。そこで、范仲淹(はん ちゅうえん)をはじめとする革新グループが、積極的に時弊を正し、新しい政策を推進するために、蘇舜欽(そ しゅんきん)を集賢院の校理官(官名)の任に就かせ、上奏官(官名)をも兼ねさせました。

一字千金【ことわざ】

「一字千金」は元々、呂不韋がこの方法で民情を把握し、国民を支配しやすいことを指しましたが、後に文字または文章が非常に優れていることを形容したり、時には、文章の中で、ある文字の書き直しが非常に重要で、千金に値することを形容するようになりました。
2023/04/30

大同小異【ことわざ】

南宋時代の哲学者朱熹は、儒学を専門とし、『論語集注』『孟子集注』『詩集伝』などを完成させました。また、『中庸』について「『論語』との意味は大同小異である」と解釈しています。大同小異には、唐代の詩人盧仝と馮異の友情に基づく掛け言葉があるとされます。
2023/04/26

十羊九牧(じゅうようきゅうぼく)

十匹の羊に、九人の羊飼いがいること。官僚が多すぎて、効率が悪いことの例えです。国や組織を運営するには、リーダーが多すぎると混乱をきたします。時代が変わっても、それは同じですね。
2021/03/29

ことわざから学ぶ 人生の智慧

「繁栄の世に骨董を集め 混乱の世に黄金を蓄え 世の末には修行を急げ」 最近、ネットでこのような言葉を見かけました。 「繁栄の世に骨董を集め、混乱の世に黄金を蓄えよ」というのは中国に古くから伝わることわざです。
2020/05/09

麻雀の役にもある「国士無双」その由来は?

マージャンをたしなむ方ならおわかりでしょうが、「国士無双」とは、字牌7種と一九牌6種を1枚ずつ揃え、そのうちのどれか1種をもう一枚加えて雀頭(ジャントウ)としたあがり方で、かなり点数が高くなります。
2017/09/10

【中国のことわざ】 炳燭而学 (ロウソクを灯して学ぶ)

 【大紀元日本6月4日】「炳燭而学」は、春秋時代の晋国の楽師、師曠(しこう)と晋の平公(しんのへいこう)の間の逸話に由来する。 70代になった晋の平公はある日、勉強したいが、年が年だからもう遅いかもし
2010/06/04

【中国のことわざ】 倒履相迎

【大紀元日本6月2日】日本にもファンが多い三国志。蔡邕(さいよう)、王粲(おうさん)の名を知る人も多いかもしれない。二人とも当時の一流の文人である。 蔡邕は後漢の文学者で
2010/06/02

先(ま)ず隗(かい)より始めよ【1分で読める故事成語】

 【大紀元日本3月6日】安倍晋三元首相は2006年9月26日夜、首相官邸で就任後初の記者会見に臨み、財政再建の模範を示すため、「『隗より始めよ』という考えの下、私の給与を30%カットする。閣僚の給与も
2010/03/06

鳴かず飛ばず【1分で読める故事成語】

 【大紀元日本2月20日】プロの世界で名を成すことのできる人は、ほんの一握りです。甲子園を沸かせ、鳴り物入りでプロに入りながら、「鳴かず飛ばず」で終わった選手は珍しくありませんし、演歌の世界では、今で
2010/02/20

蛍雪の功(けいせつのこう)【1分で読める故事成語】

 【大紀元日本2月6日】日本では間もなく卒業式シーズンです。今でこそいろいろな歌が歌われますが、かつて『仰げば尊し』と並んで定番だったのが「蛍の光 窓の雪…」で、この歌詞がずばり、「蛍雪の功」の故事に
2010/02/06

断腸の思い【1分で読める故事成語】

 【大紀元日本1月2日】 「博多・天神落語まつり」に出演中だった三遊亭楽太郎さんは、圓楽師匠の訃報に接し、楽屋で「只々(ただただ)悲しい」「弟子として断腸の思い」というコメントを書きあげたといいます。
2010/01/02

杞憂(きゆう)【1分で読める故事成語】

 【大紀元日本12月19日】 日本語に、「杞憂(きゆう)に終わる」という言い方があります。「水が変わって、持病がぶり返さなければいいが、なんて心配していたけど、それも杞憂に終わった」といった具合です。
2009/12/19

【クロスワードパズル】中国成語(1)

 【大紀元日本5月4日】【タテ】【ヨコ】のキーに漢字を補って成語を完成させていくと、A-B-Cで中国語の単語ができます。 【ヒント】志のある人、きちんとした考えを持っている人のことを言います。よく、「
2008/05/04

【中国のことわざ】病入膏肓

 【大紀元日本11月22日】【病入膏肓 bìng rù gāo huāng】病膏肓(こうこう)に入る。病気が重くなって良くなる見込みが全くない。転じて、
2007/11/22

【中国のことわざ】以逸待勞

 【大紀元日本11月4日】【以逸待勞yǐ yì dài láo】逸を以って労を待つ(いつをもって、ろうをまつ)・・・ゆとりを持って守りを固くし、敵が
2007/11/04

【中国のことわざ】狡兔三窟

 【大紀元日本10月18日】【狡兔三窟 Jiǎo tù sān kū 】危機に際し、身の安全を守るのがうまいことのたとえ。今では二つの意味がある。ひとつは事
2007/10/18

【中国のことわざ】玩物喪志

 【大紀元日本10月2日】【 Wán wù sang zhì 】玩物喪志(がんぶつそうし)。無用の物を愛玩して大切な志を失うこと。人を戒めるときに用いられる。
2007/10/02

【中国のことわざ】奇貨可居

 【大紀元日本9月16日】【奇貨可居 qí huò kě jū 】奇貨おくべし。珍しい良い品は、あとで利を生むから大事にする。珍しい財物は蓄えておいて、
2007/09/16

【中国のことわざ】大義滅親

 【大紀元日本9月1日】【大義滅親 dà yì miè qīn 】大義親を滅す。国家、君主の正義のためには、人として最も深いつながりの親・兄弟などの
2007/09/01

【中国のことわざ】天衣無縫

 【大紀元日本8月16日】【天衣無縫 Tiān yī wú fèng】天衣無縫(てんいむほう)。(天人の衣服には人工の縫い目などがない意から)詩歌などが
2007/08/16

【中国のことわざ】既往不咎

 【大紀元日本8月5日】【既往不咎 Jì wǎng bù jiù 】既往は咎(とが)めず。過去のことはいたずらにとがめだてしない。→過去のことは今更
2007/08/05

【中国のことわざ】唯唯諾諾

 【大紀元日本7月15日】【唯唯諾諾 wéi wéi nuò nuò】(いいだくだく)。「はいはい」と人の意見に盲従するさま。→進んで人のいいな
2007/07/15

【中国のことわざ】土崩瓦解

 【大紀元日本7月5日】【土崩瓦解Tŭ bēng wă jiĕ】(どほう がかい)。土がくずれるようにくずれ落ち、かわらが砕けるようにバラバラになる。物事がすっ
2007/07/05

【中国のことわざ】苛政は虎よりも猛し

 【大紀元日本6月16日】【苛政猛於虎 Kēzhèng měng yú hǔ】(苛政は虎よりも猛し)苛酷な政治は人を食い殺す虎よりも人民を苦し
2007/06/16

【中国のことわざ】空中楼閣

 【大紀元日本3月18日】【空中楼閣Kōngzhōnglóugé】空中の楼閣(くうちゅうのろうかく)。空中に楼閣や東屋を建てること。→実際は中身が抜け落
2007/03/18

【中国のことわざ】立錐之地

 【大紀元日本2月2日】【立錐之地 Lì zhuī zhī dì】立錐(りっすい)の地(ち)。錐(きり)しか立てられないほどの極めて狭い土地。わずかばか
2007/02/02