【大紀元日本6月4日】「炳燭而学」は、春秋時代の晋国の楽師、師曠(しこう)と晋の平公(しんのへいこう)の間の逸話に由来する。
70代になった晋の平公はある日、勉強したいが、年が年だからもう遅いかもしれないと師曠に弱音を吐いた。
師曠は、「どうして蝋燭をつけないのですか」と示唆した。平公は揶揄されたと勘違いしたが、師曠は次のように説明した。「子供の頃に向学心があるのは、朝日のようで、大人になって向学心に目覚める人は、正午の太陽のようです。お年寄りになって向学心が旺盛な人は、燃え上がる蝋燭のようです。蝋燭の光と暗い夜のどちらが良いですか」。師曠の説明に平公は深く納得し、「良く言ってくれた」と彼を褒めた。
「炳燭而学」は向学心が強いことを指す。
(翻訳編集・李頁)
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