情報収集に関与か 中国人女性を米国で起訴 外国代理人容疑

2026/09/14
更新: 2026/09/14

9月11日、米デトロイトの連邦検察当局は、中国共産党(中共)当局のために情報を収集し、米司法省への届け出をせずに外国政府の代理人として活動したとして、中国人女性を起訴した。

9月8日、天津市在住のジン・ディ(41)は、デトロイト・メトロポリタン空港からアメリカに入国した際、逮捕された。

裁判資料によると、ジンはテクノロジー企業の総経理を務めている。入国時、米税関当局に対し、ワシントンで81歳の元政府関係者を訪ねる予定だと説明していた。

しかし、この元政府関係者は捜査当局に対し、ジンの今回の訪米について知らされていなかったと説明。ジンが中共の「情報提供者」ではないかとみていたという。

FBI捜査官は、ジンが今年4月、米政府関係者に送ったメッセージの中で、「習のチーム(Xi’s team)」が最近、自分に接触してきたと記していたことを確認した。

ジンと「習のチーム」は、調達、レアアース、米国債、貿易の仕組み、数十億ドル相当の非機密品に対する関税免除などについて話し合っていたという。

裁判資料は、「習のチーム」が習近平のチームを指すのかについて明らかにしていない。ただ、話し合いには機微性の高い内容が含まれていた。

ジンは、2024年に上海で中共の情報機関関係者と面会した後、その指示に従って訪米し、政府関係の複数の人物と面会したことを認めた。中国に戻った後、アメリカで得た情報を情報機関関係者に報告したという。

2025年6月にも、中共からアメリカに渡り、関係者と面会するよう指示を受けた。帰国後、そこで得た情報を再び中共の情報機関関係者に報告した。

ジンは最終的に米捜査当局に対し、2012年にロサンゼルスでパイロット訓練を受けていた当時から、中共国家安全部の関係者と接触していたと認めた。

中国のシンクタンクを隠れみのにしてアメリカで情報を収集し、その見返りに、中国での事業について中共当局から支援を得ようとしていたという。

ジンは、米司法省に必要な届け出をせず、外国政府の代理人として活動した罪に問われている。有罪となれば、最長10年の刑が科される可能性がある。