共和党初の中間選挙大会が開幕 トランプ氏が党を率い2026年選挙へ

2026/09/10
更新: 2026/09/10

米共和党史上初となる中間選挙大会が9月9日、テキサス州ダラスで開幕した。トランプ大統領は党の有力者らを率いて集結し、9日夜に基調演説を行う予定である。

大会では、減税、国境管理、医薬品価格の引き下げ、投資誘致などの主要な実績を選挙戦の柱に据えるとみられる。同時に、民主党内での極左勢力の台頭に焦点を当て、共産主義の邪悪さと危険性に警戒するよう国民に呼びかける見通しである。今回の大会は、中間選挙を巡る共和、民主両党の戦いが本格的な激戦に入ったことを示している。新唐人テレビの張亮、任浩両記者が報告する。

新唐人テレビの張亮ワシントン特派員は次のように伝えた。

11月3日の中間選挙まで2か月を切った。トランプ大統領は9月9日、2日間の日程で開かれる共和党中間選挙大会に出席するため、ダラス入りした。

大会の目的は、共和党が過去2年間に米国民にもたらした恩恵や、さらなる政権運営上の成果を示し、重要な選挙で積極的に投票するよう有権者を鼓舞することだ。共和党が引き続き連邦議会を掌握するための道筋をつける狙いがある。

9月9日のダラスにあるアメリカン・エアラインズ・センターは祝祭ムードに包まれ、共和党中間選挙大会が正式に開幕した。米国史上、共和党が中間選挙大会を開くのは初めてで、トランプ氏は「真に歴史的な出来事」「前例のない集会」と表現した。

計画によると、トランプ氏は9日夜に基調演説を行い、J・D・バンス副大統領は10日夜に基調演説を行う。最後はトランプ氏が閉幕演説を行う予定である。

このほか、マイク・ジョンソン下院議長、ブランチ司法長官、ロバート・ケネディ・ジュニア厚生長官、キャロライン・レビット前ホワイトハウス報道官、トランプ氏の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏らが演説する。閣僚、連邦議会議員、州知事、予備選挙で勝利した党内候補者など、合わせて100人余りが登壇する予定となっている。

ジョン・スーン上院多数党院内総務もダラスを訪れる。ただ、日程は非常に立て込んでおり、主な目的は候補者のための資金集めだという。

共和党は、過去2年間に挙げた成果を重点的に訴えるとみられる。国民に利益をもたらす政策の可決と実施をはじめ、チップ収入と残業手当への減税、子供と高齢者を対象とする減税、次世代のための投資口座の創設、国境管理の再建、医薬品価格の大幅な引き下げ、巨額の海外投資の誘致などが含まれる。

同時に共和党は、予備選挙で相次いで勝利している極左・進歩派の民主党候補が米国にもたらすリスクや、共産主義が歴史上、世界の多くの国々にもたらした甚大な被害について、全米の有権者に注意を促す方針である。

一方、与党である共和党は、現在も国内で高止まりするインフレについて、有権者から責任を問われる可能性がある。6か月以上続くイランとの衝突も、いまだ円滑な終結に至っていない。これに伴う原油価格の高騰も、民主党が共和党を攻撃する材料となっている。

トランプ氏は9月9日、ダラスへ向かう途中、イランとの戦争が長期化している理由について、次のように述べた。

「戦争は選挙終了後、直ちに終わると思う」

「彼ら(イラン)は、われわれ(米国民)が弱く無能な政治家を選出するよう、あらゆる手段を使って(米国の中間)選挙に影響を与えようとしている。そうした政治家は彼ら(イラン)を見逃し、核兵器の保有を認めるだろう」

民主党では、極左の候補者が予備選挙で台頭している。これに対し、党内の主流派からは「予備選挙には勝っても、本選挙では負ける」との懸念が出ている。

また、過去の選挙では民主党の方が豊富な資金を持っていたが、今回の中間選挙では共和党に比べて資金繰りが苦しい状況にある。多額の債務を抱える民主党全国委員会は、共和党による大規模な大会の開催は浪費だと批判し、有権者に寄付を呼びかけている。

共和党が中間選挙大会を開くのは今回が初めてとなった。一方、民主党は1970年代と80年代に、同様の大会を計3回開いたことがある。

 

新唐人テレビの張亮、任浩両記者が米ワシントンから報道