中国 しょんぼり座る姿に共感と笑い広がる

失恋したみたい? 雨の中で打ちひしがれる獅子が話題 中国

2026/04/03
更新: 2026/04/03

広州の動物園で撮影された一頭のライオンが、思わぬ形でネット上の話題となっている。激しい雨の中で動かずに座り続ける姿が「打ちひしがれているように見える」として拡散され、「まるで失恋した人のようだ」と注目を集めた。

話題の映像は3月30日、広東省広州市の長隆野生動物世界で撮影された。ライオンは前足をそろえて地面に座り、頭を少し下げたまま雨に打たれ続けていた。濡れた体と動かない様子が重なり、どこか力なく見えることから、ネット上では「完全に心が折れている背中」「人生に疲れた顔をしている」といった声が相次いだ。

さらに広がったのが、「獅恋(しれん)ではないか」というコメントだ。これは中国語の言葉遊びで、「獅(ライオン)」と「失(失う)」が同じ発音であることから、「獅恋」は「失恋」と同じ音になる。つまり、「失恋して打ちひしがれている人のようだ」という意味を込めた冗談で、雨の中でじっと動かない姿が、まるでドラマのワンシーンのようだと受け止められた。

一方で、「体調が悪いのではないか」と心配する声も上がった。これについて動物園側は、雨天時には屋内に入れるよう通路を開放しているものの、行動は動物に任せていると説明した。園内には木陰もあり、雨を避けることも可能だが、このライオンはあえてその場にとどまっていただけだという。

動物園は「健康状態に問題はなく、雨に打たれるのも自然な行動の一つ」としている。偶然のしぐさが人の感情と重なり、「打ちひしがれる姿」に見えた一頭のライオン。その静かな佇まいは、多くの人に思わぬ共感と笑いを呼んだ。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!