中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事が日本の高市早苗首相に対し、殺害予告とも受け取れる発言をSNSで投稿したが、薛剣領事は創価学会関西青年部主催の日中ユースフォーラムに出席し、公明党関係者とも平和について語っていた事実がSNSで注目を集めている。
薛剣総領事は、2025年11月8日に高市首相の「台湾有事」に関する答弁を批判し、「その汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない」とSNSに投稿した。この発言は日本政府や世論から「殺害予告に等しい」として批判され、外交官による極めて異例かつ不適切な行為と指摘されている。政府は正式抗議と中国側への説明を要求した。
中国人民共和国駐大阪総領事館にはこの問題発言の直前である11月3日、公明党と関係の深い創価学会の関西青年部フォーラムで薛剣氏が講演し、日中の平和について公明党関係者と語り合う場面があったと発表されていた。ネットや一部メディアでは「説明責任」や、外交暴言への党の姿勢が問題視されている。

公明党は一貫して「平和の党」であると強調し、核廃絶の国際会議開催を後押しするなど、対話を通じた国際協調と平和構築を訴えている。今回の騒動では、中国高官による暴力的な言動と、公明党関係者との平和対話イベントが同時期に発生したことで、SNSでは「党代表は説明責任を果たすべき」といった声も上がっている。
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