先週、大紀元新聞が「中国共産党（中共）が国内における全ての新型コロナウイルス関連資料の廃棄を指示した」と報じた。

この情報源は、湖南省長沙市に住む陳氏が地元の病院で管理職を務める友人から得たもので、中共政府は国内の衛生機関に対し、新型コロナウイルス関連の全ての資料や、感染症対策の過程、ワクチン接種のデータなど、あらゆる情報の徹底的な破棄を求め、電子データも含めて全て削除するよう命令していた。

また河北省の市民、呂氏もこうした事態が中国本土で広く共有されていることを明らかにした。内容は以下の通りで陳氏の情報と一致している。

「昨年の下半期、9月や10月頃に、地方政府の関係者から密かに入手した情報では、現地の政府は新型コロナウイルス感染症の予防に関するあらゆる書類を廃棄していた。地域内では合計で11台のトラックが文書を運び出し、それらを全て焼却場で焼却していた」

「私の友人の兄がその地域の病院に勤務しており、その病院でも新型コロナウイルスに関する資料が廃棄されていた。書面による指示はなく、口頭で『疫病治療に関する資料を全て破棄せよ』との命令があった」

3月5日からの中共の全国人民代表大会が北京で開催されている中、北京の市民で重症の白肺（レントゲン検査で肺が白く写る）患者が増加し、多くの人が突然亡くなっているとの報告があり、不安が広がっている。

北京のある出稼ぎ労働者、劉さんは次のように述べている。「北京の状況は非常に深刻で、病院は満床状態だ。患者の咳や高熱が治まらず、特効薬もない。知り合いで突然亡くなった人が7、8人いる。肺炎や白肺の患者はさらに多く、治療が追いつかず、もはや外出することすら恐ろしい。私たちは故郷への帰省を準備している」と語っている。

浙江省の市民、王氏は、「地元での感染状況も非常に深刻で、多くの人が白肺で亡くなっている」と述べている。

王氏は、「医師の友人から、白肺、肺炎、風邪、発熱が非常に多いと聞いている。彼は心筋梗塞や脳梗塞の死亡率については言及していないが、多くの人が新型コロナのワクチンに問題があると言っている。これはもはや秘密ではなく、公然とした事実だ」と語っている。

吉林市の市民、張氏は、「新型コロナワクチンに問題があることから、当局は将来の責任追及を恐れ、国内全体で新型コロナ関連の資料の廃棄を指示している」と述べている。

張氏は、「最近風邪を引き、喉が痛くなった。病院は順番待ちで混雑しており、廊下は老人で溢れている。現在、新型コロナに関して話題にすることが禁じられており、保健委員会と中央政府からは、ワクチンや新型コロナの1次資料の廃棄を命じられている。これは、これからはその話題を避け、証拠を消去するということだ」と述べた。

昨年、感染状況が再び悪化したにもかかわらず、当局は実際の状況とは違う「マイコプラズマ肺炎」や「インフルエンザ」といった用語を用いた。

河北省の呂氏は、今回の感染拡大は年齢を問わず広がっており、体の弱い人ほど死亡しやすく、「私たちの職場にいた36歳の若者は健康だったが、風邪を引いた後、続く頭痛に悩まされ、ある日、午後に突然嘔吐し意識を失い、ICUで数日間治療を受けたが、突発的な出血があり、その後意識が戻ることはなかった」と述べている。

さらに、呂氏は自身の周りで多くの人々が中国産ワクチンを接種した後に重大な副作用や様々な病気の合併症、さらには突然死に至る事例が発生していると話している。