未婚女性激増 結婚条件のハードルを下げる=香港

2011/08/01
更新: 2011/08/01

【大紀元日本8月1日】香港政府統計処が発表した香港の最新の男女別人口統計によると、男女の人口バランスの不均衡現象は、ここ24年間改善するどころか、さらに悪化しているという。 また、成人未婚男女別人口では、24年間で、女性は61.3%、男性は16.2%増加したという。いわゆる「剰女(売れ残り未婚女性)」が増加傾向にある。中国語版RFI (Radio France International)が伝えた。

香港当局発表の「香港の女性及び男性の主要統計数字」によると、1986年の成人未婚女性は62.2万人に対して、昨年は100.3万人まで激増し、女性全人口の30.5%を占めている。一方、成人未婚男性の場合は86年の84.7万人に対して、昨年は16.2%増の98.4万人で、男性全人口の34.8%を占めるという。結果として、既婚男女の比率も下がり続けている。

また、未婚女性人口の増加に伴い、女性の平均収入も増えており、その増幅は男性より大きい。さらに、短大・大学の学歴を持つ女性が男性より多くを占めていることも「統計数字」で明らかになった。

香港の結婚紹介会社によると、「2高1低(高学歴・高収入・低い結婚率)」の現状下で、いわゆる知性と美貌を兼ね備え、さらに経済力を持つ30代以上の売れ残り女性は最近、結婚相手を選ぶ条件の中に、中国大陸の男性や自分より5歳年下の男性との交際も受け入れるようにハードルを下げたという。

また、ある結婚コンサルタントは、香港女性との結婚を望む大陸及び香港の男性が多くを占めていることから、香港の未婚女性が、10歳年上又は年下の男性との結婚を受け入れるなど、結婚相手を選ぶ条件のハードルをさらに下げれば、必然的に結婚できるチャンスも増えると強調した。

(翻訳編集・余靜)